宮藤官九郎企画、監督、脚本ドラマ『季節のない街』主演に池松壮亮が決定!共演は仲野太賀&渡辺大知
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で、8月9日(水)より全10話一挙配信される、宮藤官九郎企画、監督、脚本のドラマ「季節のない街」の第1弾キャストが決定。池松壮亮が主演を務め、仲野太賀と渡辺大知が出演することが発表された。
本作は宮藤が長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説「季節のない街」を映像化。この小説は、黒澤明監督が映画化し、『どですかでん』(70)のタイトルで公開されたことでも知られる作品だ。誰もがその日の暮らしに追われる、裕福とはいえない“街”を舞台に弱さや狡さを隠さずにたくましく生きる、個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ物語である。
主人公の田中新助こと半助役を、『シン・仮面ライダー』(23)で主演を務めるなど話題の公開作が相次ぐ、池松が演じる。池松の宮藤組への参加は、宮藤が脚本を担当した作品を含めて初めてとなる。また、主人公の半助とともに物語を中心で支えるタツヤを演じるのは仲野。宮藤が作、演出する現在上演中の舞台ウーマンリブvol.15「もうがまんできない」にもメインキャストとして出演中で、宮藤が脚本を手がけたテレビドラマ「ゆとりですがなにか」の演技も高く評価されている。
そして、そのタツヤが率いる街の青年部のメンバーで、酒屋の息子、オカベを演じるのは、ミュージシャンでありながら、その存在感で俳優としても活躍の場を広げる渡辺。バンド「黒猫チェルシー」の活動で宮藤とは旧知だが、俳優として宮藤作品に参加するのは大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」ぶりとなる。
物語は、12年前に発生した”ナニ”と呼ばれる災害を経て建てられた仮設住宅のある「街」が舞台。街の仮設住宅にはいまもまだ、18世帯ものワケあり住人が暮らしていた。だが、月収12万超えると「即立退き」とあって、皆ギリギリの生活を送っている。主人公の田中新助こと半助は、街の人々の暮らしぶりを報告するだけで報酬がもらえるとあって、1匹の猫とともに街にやってきた。タツヤに誘われ、半ば強引に青年部にいれられた半助は、タツヤとオカベのおかげで街に溶け込んでいく。そんな中、仮設住宅が取り壊されるという噂が街に流れはじめるのだが…。
池松、仲野、渡辺は本作が初共演となるとのこと。映画やテレビドラマ等で抜群の演技力と得がたい存在感を放つ3人がどんな化学反応を見せてくれるのか、配信が待ちきれない。