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日本車、マッスルカー、4億円超のスーパーカーまで!車でたどる「ワイルド・スピード」シリーズの変遷

コラム

日本車、マッスルカー、4億円超のスーパーカーまで!車でたどる「ワイルド・スピード」シリーズの変遷

高級車、国際色も豊かに…シリーズを重ねるごとにラインナップが多彩化!

スケールアップに伴い、車種のラインナップも豊富になっていった「ワイスピ」シリーズ。製作費がグッと上がったことで多くなったのが、億超えも当たり前のスーパーカーたちだ。

シリーズ最高額のWモーターズ・ライカン ハイパースポーツは空を飛んだ!(『ワイルド・スピード SKY MISSION』)
シリーズ最高額のWモーターズ・ライカン ハイパースポーツは空を飛んだ!(『ワイルド・スピード SKY MISSION』)[c] 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

これまでの車のなかで最も高価だったのが、販売価格が日本円で4億円超えと言われた『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のWモーターズ・ライカン ハイパースポーツ。この超高級車はヨルダン王子の所有車としてアブダビの高層ビルの一室に飾られていたが、ドミニクとブライアンによって別の高層ビルへと大ジャンプするというシリーズ屈指のトンデモアクションを繰り広げる、値段にふさわしい(?)大活躍を見せた。またこの作品では、ファミリーがアブダビへと乗り込むシーンで2億円は下らないとされるブガッティ・ヴェイロンをローマン(タイリース・ギブソン)が運転するなど、高級車が大量に導入されていた。

ド派手路線となった『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)では、クライマックスにローマンとテズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)がゲットする車として、世界に4台しかなく3億円ははるかに超えるケーニグセグ・CCX-Rといった車も登場。さらに『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(19)でも、パーティシーンでランボルギーニ・アヴェンタドールなどのスーパーカーがカメオ的に多数登場しており、貴重なスーパーカーのデパート状態となっている。

キューバのレースではクラッシックな旧車が登場(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)
キューバのレースではクラッシックな旧車が登場(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)[c] 2017 Universal Studios. All Rights Reserved.

またスケールアップに伴い、舞台やファミリーが国際色豊かになったことで、ラインナップにもその土地の特色が色濃く反映。例えば、キューバから物語の幕が開ける『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)では、旧車天国キューバならではの1950年代アメ車によるストリートレースが展開された。

宿敵として登場するも、いまではすっかりファミリーの一員となったイギリス人のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)は、『SKY MISSION』でのアストンマーティン・DB9やスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)でのマクラーレン・720Sなど英国の名車を愛するというお国柄が発揮されていた。

最新作ではシリーズ初の電気自動車が登場!

【写真を見る】『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』でも金色のランボルギーニが!
【写真を見る】『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』でも金色のランボルギーニが![c] UNIVERSAL STUDIOS

作品を重ねるごとに車のラインナップが多彩になってきたが、最新作ではついに、ダッジ・チャージャー デイトナ SRTやデロリアン・アルファ5といった電気自動車もシリーズで初めて登場。ローマが舞台ということで、ハンが乗るアルファロメオ・2000GTVやシトロエン・C4といったイタリアの大衆メーカーの車も多数登場した。


また、ストリートレースではドミニクが一途に愛し続けるダッジ・チャージャーの1970年式で新たな敵、ダンテ(ジェイソン・モモア)を迎え討つなど、おなじみの車もしっかりと活躍。ドミニクの弟ジェイコブ(ジョン・シナ)が乗る改造された砲台付きのシボレー・エルカミーノなどが大暴れしており、シリーズ最終章に相応しく、バリエーション豊かなライナップのなかで、アメ車がいっそうの存在感を放っている。

ダッジ・チャージャーは今作でも大活躍!(『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)
ダッジ・チャージャーは今作でも大活躍!(『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)[c] UNIVERSAL STUDIOS

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は公開中
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は公開中[c] UNIVERSAL STUDIOS

その一方、目立った日本車はダットサン・240Zくらいで、今作でもどこか影が薄かった印象。しかし、右ハンドル車の輸入が許される「25年ルール」によって、それこそ1作目で活躍したような90年代のスポーツカーが再びアメリカでブームとなっているだけに、原点回帰を謳う本作の後編『Fast X Part 2(原題)』では活躍する姿が再び見られるかもしれない。

文/サンクレイオ翼

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