“世界一有名なドール”バービーって知ってる？「あなたは何にだってなれる」というメッセージ

世界でもっとも有名なファッションドールであるバービーの物語を、マーゴット・ロビー主演で実写映画化した『バービー』(8月11日公開)。映画公開に向けて、時代を超えて愛されてきたバービーの魅力を深掘りするとともに、映画ならではの見どころをご紹介しよう。

本作は、すべてが完璧でハッピーな世界「バービーランド」で暮らすバービーとケンが主人公のドリームファンタジー。スタイリッシュなファッションと明るいキャラクターで、多くの女性を虜にしてきたバービー役を『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒　BIRDS OF PREY』(20)のマーゴット・ロビーが、ケン役を『ラ・ラ・ランド』(16)のライアン・ゴズリングが演じる。監督は『レディ・バード』(18)でアカデミー監督賞や脚本賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグが務め、歌やダンスを織り交ぜた本作で、観客を夢のようなバービーランドの世界へと誘う。

全世界認知度99％！「あなたは何にだってなれる」を体現してきたバービードール

映画ファンはもちろん、バービードールを愛する世界中のファンからも熱い注目を集めている本作。そもそも「バービー」は、世界大手の玩具メーカー、マテル社より1959年から発売されているドールブランドだ。バービーの本名は「バーバラ・ミリセント・ロバーツ(Barbara Millicent Roberts)」。生みの親であるルース・ハンドラー(マテル社創業者の1人)によって、彼女の娘「バーバラ」の名前を取って名付けられた。ちなみにバービーのボーイフレンドとして知られるケンは、バービー登場の2年後、1961年に初登場している。

世界の名だたるファッションブランドやポップカルチャーとのコラボはもちろん、バービーは多種多様な職業の衣装でも登場しており、宇宙飛行士、ロボットエンジニア、ジャーナリスト、起業家など、その数は実に250以上。さらに多様性を表したラインナップの発表など、時代に合わせたドールを発売し続け、いまやブランド認知度は全世界で99%となり、150か国以上の国と地域で年間9000万体という驚異的な販売数を誇っている。

さらにバービーが発信を続ける、ファッションだけではない多様性を表現した「You can be anything／あなたは何にだってなれる」という前向きで力強いメッセージや、未来に向かう人々とともに歩んでいく姿勢は、いまでも多くの人の心をつかんで離さず、時代を超えた存在として広く愛されている。