大九明子、中村壱太郎らも絶賛!『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』WEB限定新ビジュアル&追加場面写真
<コメント>
●ISO(ライター)
「時代に呑まれ、狂わされ。動乱の世を生きる二人の愛憎が交差する、詩的で壮大なクィア・エピック。儚く妖艶なレスリー・チャンの姿が鮮烈で、未だに心を奪われたままだ」
●大九明子(映画監督)
「サントラを持っている。劇場での興奮そのまま渋谷のWAVEに駆け込んでゲットしたっけ。あの調べが聞こえると、トァンとチョンが目の前に現れるけれど、やはり何度だって劇場で観たい映画」
●熊江琉衣(モデル、タレント)
「レスリー・チャンが狂おしいほど妖艶で、残酷なほどに美しい。時代と運命に翻弄されていく人々の姿は、いまでも脳裏に焼き付いて離れません。それほど衝撃的な作品です」
●段文凝(早稲田大学非常勤講師&コメンテーター)
「生涯忘れられないシーン、というのがある。蝶衣の幸せと苦悩。絶頂と奈落。すべてが凝縮されたラストの一瞬は、私の心に傷を残した。その痛みの意味を知った時、私は少し大人になれたのだと思う」
●中国女子の呟き(インフルエンサー)
「あの時代だからこそ存在する人間の動きや雰囲気がすごく考えさせられる。現代ならば、小豆と石頭はこんなに回り道をしなくて済んだはず。時代に恵まれた事を改めて実感した」
●暉峻創三(映画評論家)
「中国、香港、台湾の合作など非常識だった時代に、各々の地の最高の映画人たちが手を携えた。これ1本で新しい歴史を作るのだという煮えたぎるような意志が、あらゆるショットに漲っている」
●中村壱太郎(歌舞伎俳優)
「修行とは、芸とは、生きるとは、宿命を背負い、『性』を越えて表現する。蝶衣は、二度と繰り返してはいけない歴史のなかで、藝術として生きた。その激動がこの映画のなかにある」
●西森路代(ライター)
「激動の中国における京劇という、それだけでも興味を惹かれる世界を描いた映画なのに、その中には、古い価値観と新しい価値観、ジェンダー観、イデオロギー、家族観、すべてにおいて二項対立では議論しきれない複雑さがあった」
●ヤンチャン/楊小溪(Youtuber)
「中国映画の金字塔とも評されるこの作品、本当に何度観ても味わいが尽きることがない!もう5回繰り返し観ていますが、観るたび圧倒される。毎回噛み締めるように観ました。日本の方は中国の近代史や戯曲知識を事前に知っておくと、この映画のすばらしさがさらに分かると思います」
●結城らんな(ライター)
己の力ではなす術がなく、時代の流れに翻弄される人々の姿を天意と言うならば、この試練はあまりにも過酷すぎる。レスリーが麗しく舞い、傷ついて散る。魂の権化、蝶のように」
●李琴峰(小説家)
「歴史の濁流が狂い出す時、愛も恩義も理想も夢も命も、あらゆる物事がかくも軽く映るのかと胸を締め付けられる。時を越えて蘇る名作にただただ打ちのめされ、言葉を失う」
文/山崎伸子