本編にいないけど予告編に出演?「ビーストウォーズ」が復活する“声優無法地帯2023”アフレコ現場に潜入!
「急に“出てない人だけで予告編の声を録る”っていうオファーが来ました(笑)」(加藤)
――いまアフレコの様子も見せていただきました。「ビーストウォーズ」のメンバーが集まって収録するのは久しぶりなんですよね?
加藤「2016年に『ビーストウォーズ』20周年記念というちょっと大がかりなイベントがあったんですけど、それ以来なので、7年ぶりですね」
――とは思えないぐらい息がピッタリでした(笑)
千葉「いやいや、このメンバーだからね」
高木「なんか、ほどよい緊張感がありましたね。だって、なにが出てくるかわかんないですもん、この2人(千葉、加藤)からは(笑)」
――そもそも千葉さん、山口さん、加藤さんは、自分が参加していない映画の予告編のアフレコの話がきた時に、正直どう思いましたか?
千葉「いや、もう訳がわかんないと言うか、どうしたらいいんだろう?って思いましたよ」
山口「『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の内容も知らないんだもんね(笑)」
加藤「3年前ぐらい前に、次の映画は『ビースト』になるかもしれないっていう話があったから、みんな聞かれたでしょ、“ラットルは出るんですか?”とか“メガトロンは出るんですか?”って。俺もすごい言われて、その時は『そんなこと言われても、わかんねえよ』としか答えようがなかったんだけど、だんだん情報が入ってくるにつれて、今回はワスピーターは出てないらしいっていうのがわかって。もう自分から話題にしなくてもいいかなって思っていたんですけど、そしたら急に“出てない人だけで予告編の声を録る”っていうオファーが来たので、もう流れ弾に当たったような感じでした(笑)」
千葉「僕もめっちゃお金のかかった超大作映画には絶対呼ばれないと思っていたし、呼ばれた試しがないけど、案の定、今回も本編のオファーはなくて(笑)。だから、予告に呼ばれたのは逆にうれしかったですよ」
山口「そうですね。『ビーストウォーズ』はもともと日本の作り方が独特で。オリジナルの米国版と話とかもちょっと変えて、楽しめるようにしていたじゃないですか?」
岩浪「話は変えてないですよ」
山口「でも、作り方は違っていたので、まじめなテイストになると呼ばれないかもなと思って。まあ、こやぴー(子安武人)がオプティマスプライマル役でキャスティングされた時にはちょっと希望の光が見えたんだけど、自分が声を担当したラットルの登場がないってわかったあとは、キャスティングへの興味が、チーターの声は高木渉になるのかどうかに移りましたね」
千葉「あ~、キャストも変えられるからね」
岩浪「でも、予告の特報が最初に出た時、ものすごい再生数だったんですよ。で、『当然キャストはテレビシリーズの“声優無法地帯”になるんだよね?』『演出は岩浪だよね?』みたいなコメントがいっぱい出たから、東和ピクチャーズさんもきっと宣伝はその流れに乗っておこうと思ったんじゃない?(笑)」