「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック! - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!

コラム

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!

毒舌な凶暴キャラの抱える壮絶な過去には思わず涙!もう一人の主人公、ロケット

傭兵兼賞金稼ぎの宇宙一凶暴なアライグマのロケットは、乱暴な言葉遣いと気性の荒さが目立つ一方、頭の回転が早かったり、相棒のグルートに対して面倒見が良かったりと、かなりのギャップを持ち合わせている。ガーディアンズの面々と関係性が構築されていくことで、いっきに“仲間想いのいいヤツ”へと変化した。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』ではロケットが抱える過去の後悔や孤独が掘り下げられていた
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』ではロケットが抱える過去の後悔や孤独が掘り下げられていた[c] 2023 MARVEL

『エンドゲーム』では、ネビュラ(カレン・ギラン)と2人、消滅を免れており、失った仲間たちを取り戻すためにアベンジャーズに協力することに。トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)と宇宙から帰還したネビュラを気にかけ、手を握るシーンは印象的だ。

そんなロケットの壮絶な過去が明かされる最新作では、彼もまた孤独や後悔の念を感じていたことが描かれる。実験体としてハイ・エボリューショナリーから受けた拷問やかつての仲間たちとの友情、さらに自身のアイデンティティとも向き合うことで、改めて戦う理由やガーディアンズ以外の守るべきものの存在を理解して奮闘した。本作においては実質主人公と言っても過言ではなく、シリーズ随一の成長を遂げたのはロケットだろう。

ハイ・エボリューショナリーの実験施設で友情を育むロケットやライラたちだったが…
ハイ・エボリューショナリーの実験施設で友情を育むロケットやライラたちだったが…[c] 2023 MARVEL

怒ると危険?仲間のためなら体も張る心優しい樹木型ヒューマノイド、グルート

ロケットと賞金稼ぎをする木のヒューマノイド、グルート。「I am GROOT」の言葉だけですべての会話を成り立たせ、第1作では身を挺してガーディアンズたちを守るなど純粋で優しい性格だ。その終盤に敵の攻撃で1本の苗木を残して粉々になってしまうが、その苗木から新しいグルートが誕生。第2作にはベイビー・グルートが登場する。

第1作で苗木を残して消滅するも、再び若者の姿にまで成長したグルート
第1作で苗木を残して消滅するも、再び若者の姿にまで成長したグルート[c] 2023 MARVEL

続く『インフィニティ・ウォー』では、思春期の少年まで成長。最初は反抗的な態度を取っていたが、宇宙を漂流していたところを助けたソー(クリス・ヘムズワース)やロケットの行動に胸を打たれて、再び仲間を第一に考える献身性を目覚めさせた。そして最新作では、すっかり大人の若者という風貌に。「I am GROOT」だけでなく、「We are GROOT」と言うシーンは印象的だ。外見を含め、わかりやすく成長したキャラクターであることは間違いない。

父親サノスに改造された過去を克服!こじらせ系暗殺者、ネビュラ

殺し屋としてサノスにサイボーグ化されたネビュラは、無愛想で負の方向に感情の起伏が激しい性格。当初は義姉ガモーラを含めたガーディアンズの敵として冷酷無慈悲に交戦していたが、第2作でガモーラと和解。家族に愛されたい気持ちとガモーラに愛されていることを受け入れ、いっきに角が取れた様子。

『エンドゲーム』では、生存組として消えた人々を取り戻すためにアベンジャーズと共に行動する。サノスの配下として単独行動が多かったネビュラがチームで行動しているのは感慨深い。タイム泥棒作戦で第1作のネビュラが登場したことでもより明確に変化を感じる。無愛想なところは変わらないが、『ホリデー・スペシャル』でダンスをしているシーンは印象的。最新作では、酒浸りのピーターの面倒を見たり、ロケットの危機に誰よりも奔走したりと、友情に厚いところも見せている。本シリーズで大きな成長を遂げた一人だ。

ロケットを救うカギを得るため、カウンター・アースに降り立つ
ロケットを救うカギを得るため、カウンター・アースに降り立つ[c] 2023 MARVEL

空気は読まないが、純粋な心の持ち主のエスパー、マンティス

ピーターの実の父であるエゴ(カート・ラッセル)の惑星で、彼の世話係として生きてきた“エンパス(共感能力)”のマンティス(ポム・クレメンティエフ)。純粋で無邪気な性格である一方、エゴと2人きりで生きてきたため人との接し方が分からず、空気が読めないこともしばしば。しかし、ガーディアンズの一員になったことで、他者との付き合い方を学び、変化が生まれる。

『ホリデー・スペシャル』では、腹違いの兄妹だと発覚したピーターのために一生懸命クリスマスプレゼント(=ケヴィン・ベーコン)を見つけようとするなど、大切な人を想って行動できるキャラクターに。最新作では、ピーターだけでなくロケットを含めた仲間たちのために奮闘している。


最初はエゴのために、その後はガーディアンズたちのためにと、常に誰かを第一に考えてきたマンティスだが、最後は“自分のため”の選択を取る。この決断ができたのもまた、成長の証なのかもしれない。

ドラックスとは父娘のようなかけ合いで笑わせてくれるマンティス
ドラックスとは父娘のようなかけ合いで笑わせてくれるマンティス[c] 2023 MARVEL
■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』MovieNEX
8月18日(金)発売
価格:5,390円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン

■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』4K UHD MovieNEX
8月18日(金)発売
価格:9,790円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン

みんなでアッセンブル!MARVEL PRESS【PR】

関連作品