「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!
毒舌な凶暴キャラの抱える壮絶な過去には思わず涙!もう一人の主人公、ロケット
傭兵兼賞金稼ぎの宇宙一凶暴なアライグマのロケットは、乱暴な言葉遣いと気性の荒さが目立つ一方、頭の回転が早かったり、相棒のグルートに対して面倒見が良かったりと、かなりのギャップを持ち合わせている。ガーディアンズの面々と関係性が構築されていくことで、いっきに“仲間想いのいいヤツ”へと変化した。
『エンドゲーム』では、ネビュラ(カレン・ギラン)と2人、消滅を免れており、失った仲間たちを取り戻すためにアベンジャーズに協力することに。トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)と宇宙から帰還したネビュラを気にかけ、手を握るシーンは印象的だ。
そんなロケットの壮絶な過去が明かされる最新作では、彼もまた孤独や後悔の念を感じていたことが描かれる。実験体としてハイ・エボリューショナリーから受けた拷問やかつての仲間たちとの友情、さらに自身のアイデンティティとも向き合うことで、改めて戦う理由やガーディアンズ以外の守るべきものの存在を理解して奮闘した。本作においては実質主人公と言っても過言ではなく、シリーズ随一の成長を遂げたのはロケットだろう。
怒ると危険?仲間のためなら体も張る心優しい樹木型ヒューマノイド、グルート
ロケットと賞金稼ぎをする木のヒューマノイド、グルート。「I am GROOT」の言葉だけですべての会話を成り立たせ、第1作では身を挺してガーディアンズたちを守るなど純粋で優しい性格だ。その終盤に敵の攻撃で1本の苗木を残して粉々になってしまうが、その苗木から新しいグルートが誕生。第2作にはベイビー・グルートが登場する。
続く『インフィニティ・ウォー』では、思春期の少年まで成長。最初は反抗的な態度を取っていたが、宇宙を漂流していたところを助けたソー(クリス・ヘムズワース)やロケットの行動に胸を打たれて、再び仲間を第一に考える献身性を目覚めさせた。そして最新作では、すっかり大人の若者という風貌に。「I am GROOT」だけでなく、「We are GROOT」と言うシーンは印象的だ。外見を含め、わかりやすく成長したキャラクターであることは間違いない。
父親サノスに改造された過去を克服!こじらせ系暗殺者、ネビュラ
殺し屋としてサノスにサイボーグ化されたネビュラは、無愛想で負の方向に感情の起伏が激しい性格。当初は義姉ガモーラを含めたガーディアンズの敵として冷酷無慈悲に交戦していたが、第2作でガモーラと和解。家族に愛されたい気持ちとガモーラに愛されていることを受け入れ、いっきに角が取れた様子。
『エンドゲーム』では、生存組として消えた人々を取り戻すためにアベンジャーズと共に行動する。サノスの配下として単独行動が多かったネビュラがチームで行動しているのは感慨深い。タイム泥棒作戦で第1作のネビュラが登場したことでもより明確に変化を感じる。無愛想なところは変わらないが、『ホリデー・スペシャル』でダンスをしているシーンは印象的。最新作では、酒浸りのピーターの面倒を見たり、ロケットの危機に誰よりも奔走したりと、友情に厚いところも見せている。本シリーズで大きな成長を遂げた一人だ。
空気は読まないが、純粋な心の持ち主のエスパー、マンティス
ピーターの実の父であるエゴ(カート・ラッセル)の惑星で、彼の世話係として生きてきた“エンパス(共感能力)”のマンティス(ポム・クレメンティエフ)。純粋で無邪気な性格である一方、エゴと2人きりで生きてきたため人との接し方が分からず、空気が読めないこともしばしば。しかし、ガーディアンズの一員になったことで、他者との付き合い方を学び、変化が生まれる。
『ホリデー・スペシャル』では、腹違いの兄妹だと発覚したピーターのために一生懸命クリスマスプレゼント(=ケヴィン・ベーコン)を見つけようとするなど、大切な人を想って行動できるキャラクターに。最新作では、ピーターだけでなくロケットを含めた仲間たちのために奮闘している。
最初はエゴのために、その後はガーディアンズたちのためにと、常に誰かを第一に考えてきたマンティスだが、最後は“自分のため”の選択を取る。この決断ができたのもまた、成長の証なのかもしれない。
8月18日(金)発売
価格:5,390円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン
■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』4K UHD MovieNEX
8月18日(金)発売
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