「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!

コラム

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の愛すべき銀河の落ちこぼれたち…ピーターやロケットたちが見せた“成長”をプレイバック!

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作にして、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの第3作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(23)。アイアンマンやスパイダーマンなど様々なヒーローが登場するMCUの中でも、とりわけクセが強くてワケありな、銀河の落ちこぼれたちが集結したチーム、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(通称、ガーディアンズ)。そんな彼らが大切な仲間の命を救うため、最凶の完璧主義者と全銀河の運命をかけた“ラストバトル”が展開される。

クセが強くて揉めてばかりだが、いざとなったら団結するガーディアンズ
クセが強くて揉めてばかりだが、いざとなったら団結するガーディアンズ[c] 2023 MARVEL

日本での興行収入は13億円を超えシリーズでも最高記録を更新し、SNSでも「シリーズ最高傑作!」と大絶賛された本作。8月18日(金)には早くもMovieNEXと4K UHD MovieNEXが発売されるということで、シリーズに登場した“負け犬”キャラクターたちの活躍を振り返りたい。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17)、アベンジャーズの一員として戦った『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、『ソー:ラブ&サンダー』(22)に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』までを通じてどのような変化があったのか?その成長に迫る。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』MovieNEXは8月18日(金)より発売
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』MovieNEXは8月18日(金)より発売『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』(同日よりレンタル配信開始) MovieNEX 8月18日(金)発売 価格:5,390円(税込) 発売・販売元:ディズニー [c] 2023 MARVEL

ノリは軽いがやる時はやる、ガーディアンズの頼れるリーダー、ピーター・クイル/スター・ロード

本シリーズの主人公にして、ガーディアンズを結成した張本人であるスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)。詐欺などの犯罪歴があり、様々な星の女性たちと交際する遊び人だったシリーズ第1作の冒頭では、夜を一緒に過ごした女性の名前を忘れるなど軽薄さが見て取れるが、それは幼いころに母親を失った寂しさから来る行動だったのかもしれない。

しかし、ガーディアンズの仲間たちと行動を共にするなかで、ムードメーカーかつリーダーとしての力量を発揮する。また、チームの一員であるガモーラ(ゾーイ・サルダナ)とは恋仲へと発展し、一途さを垣間見せた。

大切な人を次々と失い、激しく落ち込む時もあったが、喪失感を受け入れ前へと進んだピーター・クイル
大切な人を次々と失い、激しく落ち込む時もあったが、喪失感を受け入れ前へと進んだピーター・クイル[c] 2023 MARVEL

そんな最愛のガモーラを『インフィニティ・ウォー』で失ったピーター。最新作では酒浸りの腑抜け状態になるが、仲間の一人であるロケット(声:ブラッドリー・クーパー)が危機的状況に陥った時は誰よりも尽力。また、愛したガモーラはもういないという事実を受け入れたことで、自身の気持ちにも折り合いをつけることができた。

最愛の母に、実の父(エゴ)と育ての父(ヨンドゥ)、ガモーラをはじめ、多くを失ったピーターだが、シリーズを通してガーディアンズという唯一無二の“家族”を手にすることに。孤独からの脱却により、クライマックスではある決断をする。それは彼にとって大きな成長と言えるだろう。

かつて愛し合ったガモーラとは別人であることが受け入れられずにいるピーター
かつて愛し合ったガモーラとは別人であることが受け入れられずにいるピーター[c] 2023 MARVEL

他人との関わりを避けながらも、実は仲間想いなツンデレ暗殺者ガモーラ

アベンジャーズの宿敵、サノス(ジョシュ・ブローリン)の養女であり、当初は冷酷な暗殺者としてピーターの前に現れたガモーラ。生い立ちの影響から独善的な言動や行動が目立っていたが、ガーディアンズ加入後は、心から通じ合える仲間たちとの出会いや、明るく前向きなピーターの想いにも触れ、徐々に柔らかくなっていった印象。シリーズ第2作の冒頭では、戦闘中に踊るグルート(声:ヴィン・ディーゼル)に対して「危ないからどいて!」と注意したり、手を振る彼に「ハーイ」と返事をしたりとその変化がうかがえる。

独善的な言動が目立つガモーラに逆戻りしてしまったが、最後には本来の優しさも垣間見せていた
独善的な言動が目立つガモーラに逆戻りしてしまったが、最後には本来の優しさも垣間見せていた[c] 2023 MARVEL

ところが、『インフィニティ・ウォー』でソウルストーンを求めるサノスによって、彼女の命が犠牲になってしまう。実質的にこれまでに登場したガモーラは死亡したことになったのだが、『エンドゲーム』でアベンジャーズが“タイム泥棒作戦”を行い、サノス軍が(劇中における)現代に侵攻してきた際に、ピーターらと出会う前のガモーラがそのまま残ることに。つまり最新作に登場するガモーラは、ピーターが愛した彼女とは別人。ガーディアンズではなくラヴェジャーズに加わることを選択し、独善的な言動や行動が目立つキャラクターに逆戻りするが、最後はピーターに比較的優しい言葉をかけていた。他者を遠ざけようとする態度を取ってはいるが、そもそも信頼のおける人物に対しては慈愛に満ちた性格なのかもしれない。

天然なトラブルメーカー!?子ども想いの父親でもある“破壊王”ドラックス

家族を殺したロナン(リー・ペイス)に復讐すべく、その部下を殺し続けていた“破壊王”ドラックス(デイヴ・バウティスタ)。考えるより先に行動してしまう脳筋キャラで、彼の行動によりガーディアンズがピンチに陥る場面もしばしば。しかし、ガーディアンズたちとの出会いで家族を失った悲しみを受け入れ、仲間を守るために奮闘する。また、娘がいた経験から、シリーズを通して父親らしい側面が表面化されていく。最新作では、ハイ・エボリューショナリー(チュクーディ・イウジ)にとらわれていた子どもたちに穏やかな表情で話を聞かせて安心させたり、逃げるサポートをしたり、強くて優しいパパっぷりを炸裂させていた。


直情的でチームをトラブルに巻き込んでしまうドラックスだが、父親として大きな包容力も持っている
直情的でチームをトラブルに巻き込んでしまうドラックスだが、父親として大きな包容力も持っている[c] 2023 MARVEL
■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』MovieNEX
8月18日(金)発売
価格:5,390円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン

■『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』4K UHD MovieNEX
8月18日(金)発売
価格:9,790円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン

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