GENERATIONSを直撃!絶叫飛び交う『ミンナのウタ』撮影秘話を和気あいあいに明かす!?
「自分のこの30年間のホラーに対する印象をガラッと変えるきっかけになりました」(数原)
――数原さんと片寄さんには、書き下ろしの主題歌「ミンナノウタ」のことをお聞きしたいです。
数原「僕もほとんど記憶がなくて…」
小森「なんでやねん!(笑)」
数原「スタジオに入ったのは覚えているんですけどね。入ってからはまったく記憶がない」
片寄「怖いから!(笑)」
――まじめな話、タイトルもそうですが映画の内容とリンクしていて、“さな”の想いも重なります。
数原「そうですね」
――「聞こえてる?届いてる?」という冒頭の歌詞なんてまさにそうでしたけど、この曲を歌う時に意識したことは?
数原「こういうホラー映画の企画があったからこそ、自分たちが選ぶきっかけになった楽曲だなっていうのはすごく感じていました。ただ、静かな曲調からいきなり跳ね上がって、情緒不安定な感じになると言うか、狂ったような歌い方になるあの展開はすごくおもしろくて。そこで“さな”の感情を表現できればな~と思いながら歌わせてもらいましたけど、叫ぶように歌って気づいたら記憶がなかったという(笑)」
片寄「まだ続けてる(笑)。まあ、確かに明るい曲ではないし、荒々しさもあるから、ちょっとダークな感じも意識しながら歌いましたね。でも、自分たちGENERATIONSの曲としても成立しているし、めちゃくちゃカッコいいと思うので、ホラー映画のイメージにとらわれずに幅広い方に聴いてもらえたらうれしいかな」
――数原さんは今回、一番客観的にこの映画を観られたと思うんですけど、ご覧になっていかがでした?
数原「僕、ホラーがすごく苦手なんですよ…。でも、怖いシーンを撮った次の日のライブのリハーサルの時に、みんなが『ヤバかったよ、昨日の撮影』って楽しそうに話していて。それを聞きながら、そういうおもしろさもあるんだなと思ったし、それは自分のこの30年間のホラーに対する印象をガラッと変えるきっかけになりました」
――芝居のシーンにも参加しておけばよかったなって思いました?
数原「いやいや、それは…呪われたら嫌ですからね(笑)」
――でも、実際どうですか?客観的に見て、本人役で出演したほかのメンバーは普段と一緒でした?
数原「いやいや、みんなそのまんまでしたね。でも、あんなに恐怖する表情はなかなか見ることがないので、そこはおもしろかった(笑)。でも、めっちゃ怖かったから、もう観ないかも…1回でいいですよ!」
「清水崇監督らしい日本の本物の恐怖を描きながら、謎解きの要素などもあって、何度も楽しめますよね」(関口)
――ほかの皆さんはいかがでした?
白濱「僕、2回観ました」
小森「回数の話じゃないから(笑)。何回観ました、の話じゃない!」
白濱「これから重ねていこうかなと思っています」
小森「違う、違う、違う。そういうことじゃない!」
白濱「でも、久しぶりにゾクゾクする怖さがある“ザ・Jホラー”を観たなと思いました。いちホラーファンとしてもこういう映画が観たかったので、その作品に出ることができて本当にうれしかったです」
関口「僕もホラーが好きなんですけど、この作品は清水崇監督らしい日本の本物の恐怖を描きながら、謎解きの要素などもあって、何度も楽しめますよね。そんな作品に出られて僕もすごく光栄です」
「僕、心霊系のYouTubeチャンネルはめっちゃ観ます」(白濱)
――ホラーファンということですが、映画に限らず、おすすめのホラーコンテンツはありますか?
白濱「僕、心霊系のYouTubeチャンネルはめっちゃ観ます」
関口「あ~」
白濱「『オカルトスイーパーズ』っていうYouTubeがあるんですけど、そのメインの男の子が、まさかの僕の同級生で。高校時代の同級生から『あれ、アイツだよ』って言われて最近気づいたんですけど、自分が観ていたおもしろいYouTuberがまさかの同級生だったっていうのには驚きましたね」
関口「僕もいろいろあるけど、なにがいいかな~?」
片寄「昔、ホラー系のゲームやってたよね」
関口「そうそう。ハラハラ系で怖いのは『シャドーコリドー』かな」
中務「うわ~、『シャドーコリドー』はヤバいね」
小森「わかるんだ?」
関口「迷路みたいなところを探索しつつ、鍵を見つけて次に進むゲームなんですけど、その迷宮の中にお面をつけたお化けみたいなのがいっぱいいて。それぞれに特性があるそのお化けの恐怖をかいくぐりながら先に進んでいくんです。けっこうハラハラするし、あれはオススメですね」
「ホラー映画にハマる人たちの気持ちがちょっとだけ理解できたのはよかった」(佐野)
――ほかの皆さんは、ホラーはお好きですか?
佐野「僕はホラー映画の“作り”が苦手なんですよ。いきなりバーンって大きな音が鳴って、それにビックリさせられるのが嫌なんですけど、逆に、ホラー映画のおもしろさは僕が苦手な驚きや恐怖をリアルに体感できるところなんでしょうね。今回の『ミンナのウタ』を観て、そんなホラー映画にハマる人たちの気持ちがちょっとだけ理解できたのはよかったです」
小森「そうっすね。僕は涼太くんとまったく一緒で…」
片寄「いや、俺、まだなにも喋ってない!(笑)」
中務「記憶がなくなってるやん!」
白濱「いちばん怖い!」
中務「呪いやな」
小森「ここからですね、僕らの呪いは」
関口「怖いこと言わないで!」
中務「僕はさっき話した自分が襲われるシーンに驚きました。あそこは撮影中も怖かったけど、完成した映画ではもっと怖くて。視覚効果や編集、音響などでこんな怖くなるんだ!と思って。清水崇監督のこだわりとスゴさを改めて感じました」
片寄「でも、おもしろかったですね。作品としても楽しめたし、アトラクション感覚で、友達とワーキャー怖がりながら観られるような映画になっていたから、それにGENERATIONSのメンバーで出ることができてうれしかったです」
取材・文/イソガイマサト