ホラーアイコンから最恐の殺し屋まで!作品によって見た目も正体も様々な“ブギーマン”集めてみた
キングの短編を映画化した最新作『ブギーマン』
そしてこのたび公開となった2023年版の『ブギーマン』は、母の突然の死から立ち直れない家族に、得体の知れない恐ろしい“なにか”が襲いかかるホラーだ。
女子高生の姉セイディ(ソフィー・サッチャー)と幼い妹ソーヤー(ヴィヴィアン・ライラ・ブレア)は母の喪失から立ち直れず、セラピストである父親ウィル(クリス・メッシーナ)は、妻を失った悲しみに打ちひしがれ、娘たちと向き合うことができずにいた。
そんなある日、ウィルのもとにレスター・ビリングス(デヴィッド・ダストマルチャン)と名乗る男が訪ねてくる。レスターは、わずか1年のうちに自らの子ども3人を立て続けに亡くしたという奇妙な体験を語り、さらにウィルの家で驚きの行動に出る。それ以来、ハーパー家には得体の知れない“なにか”が暗闇に潜むようになり…。
VFXスーパーバイザーのポール・グラフは「苦悩する人々を見つけては、恐怖心を煽り、収穫できる大きさになるまで育て上げ、棲み憑いて殺す」と語り、プロデューサーのショーン・レヴィは「愛する人を失った家族が持ち続けている悲しみや苦痛」のメタファーであると解釈していると話す、本作のブギーマン。そのような存在をどんなビジュアルで表現しているのか、大いに気になるところだ。
人の心に巣食う恐怖を具現化したものゆえに、多彩な作品で様々な形として描かれてきたブギーマン。その系譜の新たな1作となる『ブギーマン』をぜひ劇場でチェックしてみてほしい。
文/サンクレイオ翼
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