いよいよ開幕の「第36回東京国際映画祭」見どころは?話題作や来日ゲストが秋の東京を盛り上げる
映画祭を盛り上げるオープニング&クロージング、「ガラ・セレクション」部門は超豪華
今年のTIFFのオープニングを飾るのは、「コンペティション」部門で審査委員長を務めるヴェンダース監督が東京・渋谷の公衆トイレ清掃員を題材に選び、役所広司がカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた『PERFECT DAYS』(12月22日公開)。
オープニング&クロージング、そして「ガラ・セレクション」の3部門には、すでに日本公開が決まっている作品や、世界中の映画祭を沸かせた注目の大作など、豪華作品が勢ぞろいしている。
「ガラ・セレクション」部門で上映される日本映画は4作品。三池崇史監督と亀梨和也のタッグで「このミス」大賞受賞作を映画化した『怪物の木こり』(12月1日公開)に、今年のカンヌ国際映画祭を騒然とさせた北野武監督の時代劇『首』(11月23日公開)。
さらに第80回ヴェネチア国際映画祭でNETPAC賞を受賞した塚本晋也監督の『ほかげ』(11月25日公開)に、金子修介監督と岡田将生がタッグを組んだ『ゴールド・ボーイ』(2024年公開)。いずれも日本公開よりもひと足先に鑑賞できるチャンスとなっている。
また、第80回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、来年の第95回アカデミー賞有力候補の一つとして注目されているヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』(2024年1月26日公開)や、タイカ・ワイティティ監督が実話を基にしたスポーツドラマ『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2024年2月26日公開)。
大林宣彦監督がかつて映画化したことでも知られる山田太一のベストセラー小説を、現代のロンドンに舞台を移して再映画化した『異人たち』(2024年春公開)と、サーチライト・ピクチャーズ作品3本が一気にお披露目されるのも楽しみだ。
そしてクロージングを飾るのは、日本が世界に誇る「ゴジラ」シリーズの70周年を記念して制作された『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)。キャストや監督らによる舞台挨拶が予定されている上映も多数あるので、映画祭ならではの贅沢な空気感と共に話題作や注目作をたっぷりと堪能しよう!