神木隆之介&浜辺美波、『ゴジラ-1.0』「らんまん」と駆け抜けた2年を振り返る。次回作は「僕が浜辺美波に復讐する話」
「どこまでがCGなんだろうって…。現場ではいつもその想像を超えてきます」(浜辺)
――銀座にゴジラが上陸するシーンは、浜辺さんの見せ場となるシーンの一つですよね。
浜辺「最初に脚本を読んだ時には『大変そうだなあ〜』って(笑)。山崎監督の脚本はすごくト書きが多いんです。読んでいる時には想像がつかないことも多いので、撮影方法についてもどうやって撮るのか、どこまでがCGなんだろうって…。現場ではいつもその想像を超えてきます」
神木「実際に撮影を見ていたこっちは爆笑でしたけどね(笑)」
浜辺「やめてください!(笑)」
神木「ワイヤーで引っ張られながら『いやああああ!』って声出して、監督は『はいカット!ちょっと違うんだよなあ』って(笑)」
浜辺「最初は練習だったんです!正面から風をあてて後ろから引っ張られるから、アトラクションみたいな声が出ちゃって」
神木「めちゃくちゃ笑顔で吹き飛ばされていたよね(笑)」
浜辺「練習の時はすごく楽しかったんです(笑)。現場に入るまでどういう撮影方法かわからないので、その驚きもありましたし」
神木「現場に行かないとわからないことがたくさんありましたからね」
浜辺「水に飛び込むシーンも、プールで沈んだり上がったりする練習を繰り返して、その甲斐もあって撮影はスムーズに終わりました。神木さんもいっぱいアクションシーンありましたよね?」
神木「ありましたねえ。冒頭の島のシーンで吹き飛ばされる時には、ワイヤーをつけながら戦闘機から降りて走って、『せーのっ』って掛け声と共に吹き飛ばされました」
浜辺「あの『せーのっ』って難しいですよね。どうしたって構えちゃう」
神木「(ドヤ顔で)慣れているから意外と大丈夫」
浜辺「どこかに力を入れないと怪我をしてしまうじゃないですか。それを映像で見えないようにやるのが苦手で…」
神木「じゃあ今後、浜辺美波にはワイヤーアクションの映画をぜひ。(浜辺のモノマネをしながら)『私、ワイヤーアクションやりたいです!』」
浜辺「言ってない!私はそんなこと言ってないです!(笑)」
神木「でも『シン・仮面ライダー』の時にはアクションなかったんですか?」
浜辺「あの時は上から落ちるシーンがありましたが、『わー』って回っているのを庵野さんががんばって撮ってくださっていたので、こちらの力はゼロだったんです(笑)。それに神木さんが使うワイヤーって、戦う時のジャンプ力とかですよね?」
神木「そうですよ」
浜辺「私は吹き飛ばされる時にしかワイヤー使ったことないですから」
神木「じゃあ今後は戦うような強い役柄がやりたいということですね。『るろうに剣心』の時は未体験の人もゼロから練習してやっていたんで、いつかそういう時が来ますよ」
浜辺「…いつかね」
神木「絶対来る」
浜辺「観るのは好きなんですけどね…」
神木「あ、これは振りですね(笑)」