神木隆之介&浜辺美波、『ゴジラ-1.0』「らんまん」と駆け抜けた2年を振り返る。次回作は「僕が浜辺美波に復讐する話」
「ゴジラへの親近感がすごく高まって、いまでは地元に帰ってきた親友みたい」(神木)
――撮影中にはゴジラのビジュアルが見えていなかったと思いますが、どうやって恐怖を感じる演技を作っていったのかも気になります。
神木「現場に大きなゴジラの人形があったんです。でもそれ以上に役に立ったのは、西武園ゆうえんちの『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』でしたね。実際のゴジラの大きさや足元の感じが見られたので、それがなかったら想像するのも大変だったと思います。現場で監督が『足、来ます!』と言ったら、『ライドではこんな感じだったよなあ』と思い出して、自分に牙を剥いている恐怖に変換しながら演じていました」
浜辺「あと目線が変わった時のゴジラの見え方も勉強になりました。『ゴジラ・ザ・ライド』は地面からの視点もあれば、宙に浮いた時の視点もありますし」
神木「尻尾をギリギリで避けるとかね」
――完成した作品でゴジラの姿を観た時にはどう感じましたか?
神木「敷島にとっては倒さなきゃいけない敵でしたけど、観客としてはもう『カッコいい』が勝っていましたね。迫力も怖さも、テーマソングが流れる瞬間も全部がカッコいい。だからみんながゴジラにハマったり、怪獣や特撮が好きになったりするんだなって改めて感じました。以前『妖怪大戦争』で主演させてもらった時に、それまで妖怪が怖くて苦手だったんですけど、すごく身近に感じるようになったんです。今回もゴジラへの親近感がすごく高まっていて、いまでは地元に帰ってきた親友みたい。『おお、元気だった?』って距離感です(笑)」
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丸2年を共に駆け抜けた2人が、互いの印象の変化を語り合う
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