花村想太&セントチヒロ・チッチが明かす『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』歌曲への共感!「涙を堪えながらセリフを入れた」
「嫌味を言うお芝居は得意かもって思いました(笑)」(チッチ)
――イベントで花村さんは水中でしゃべるシーンなど、アフレコで学んだテクニックを披露されていました。アフレコで感じた声のお芝居の難しさや、手応えを感じているところはありますか?
花村「曲中に早口で説明台詞を言うところは結構好きで、僕に向いていると思いました。普段やっているミュージカルのお芝居の仕方とテンポが似ていて、とても言いやすかったです。ミュージカルはスピーディに進むので、キュッと短いセリフで伝えなければいけないので、結構、説明台詞も多いんです。説明台詞はミュージカルをやってきたからこそ、楽しくできたところかなと思いました。それ以外はほぼすべて難しかったです(笑)。普段なら限られてはいるけれど、セリフも歌も自分でスピードや間が決められます。でも、すでにティモシーさんのお芝居という決まったものがあるなかで、セリフもテンポもズラせない。そんなところは本当に難しさと戦いながらやっていました。口の動きを合わせなきゃいけないのも大変でした。自分らしさはもちろん出せる範囲で出しましたが、基本的にはティモシーさんのお芝居に寄り添うことが大前提なので、本当に難しかったです」
――チッチさんはいかがですか?
チッチ「ヌードルが意外と冷静にお話をする女の子で、すごく頼もしいんです。みんなを引っ張っていくような頭のいい子でしっかりしているけれど少女なので、私の声でどう表現するのかは結構難しかったし、いろいろと考えました。表情と裏腹な表現をするところも大変で。生意気なことを言っている時の表情には声がすごくのりやすくて、やっていてすごく楽しかったです。嫌味を言うお芝居は得意かもって思いました(笑)。同じタイミングで彼女と同じことを思って、同じことを言っているぞみたいな気持ちになって、なんだかヌードルと一つになれている感じがしました。ボイステストの時もそういうシーンをやったので、自分らしくできる自信のあるパートです」
――アフレコ現場にもチョコレートがたくさんあって食べすぎてしまったというエピソードも。お2人のチョコレートの思い出をお聞かせください。
チッチ「『チャーリーとチョコレート工場』をやっていたころ、ウォンカチョコがめちゃくちゃ流行っていて。でも高級だったから自分のお小遣いでは買えなくて、親に買ってもらっていました。しばらくして販売されなくなったので、復活してほしいなって思っています。ちゃんとゴールデンチケットも入っていて、すごく大きいチョコレートでワクワクしたのを覚えています」
花村「僕はやっぱりバレンタインですね。好きな子からもらえるかどうか、男子にとって大事な行事の一つでした。もらえた年ももらえなかった年もあるので、バレンタインでチョコレートの甘さも苦さも経験した気がします(笑)」