花村想太&セントチヒロ・チッチが明かす『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』歌曲への共感!「涙を堪えながらセリフを入れた」

インタビュー

花村想太&セントチヒロ・チッチが明かす『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』歌曲への共感!「涙を堪えながらセリフを入れた」

「少年らしさと大人の深みもある声を持ち合わせている花村さんの声はピッタリ」(チッチ)

完全吹替版で、ティモシー・シャラメが演じるウォンカ役を担当する花村想太
完全吹替版で、ティモシー・シャラメが演じるウォンカ役を担当する花村想太撮影/河内彩

――花村さんはチッチさんの声の美しさに触れていらっしゃいました。チッチさんの声やお芝居で感じたことを教えて下さい。

花村「本当にきれいで純粋な声。普段喋っている時にはちょっと知的な感じもして。気遣いを相手に悟らせないような話し方が、なんかヌードルっぽいなと思っていました。とても気遣いをしているけれど、それを見せない。そんなところがお芝居や歌にも出ていて。声の質のすばらしさはもちろんだけど、その奥に見える本当の知的さというのが一番いいなと感じた部分です」

チッチ「隅々まで褒めてもらっている感じで、とんでもなくうれしいです」

――チッチさんから見た花村さんの声やお芝居の印象は?

チッチ「天は二物を与えたんだなって。昔から歌番組でご一緒することも多くて、声出しの様子から知っていて(笑)。本当に努力もしていらっしゃるし、Da-iCEさんは本番で本物を見せてくれるグループという印象があります。花村さんがウォンカの声をやると聞いて、個人的にもすごく楽しみにしていました。同じアーティスト同士で吹替えができることもうれしくて。初めてウォンカの声を聴いた時、少年らしさと大人の深みもある声を持ち合わせている花村さんの声はピッタリだと思いました。そして歌声ではまた別の魅力で圧巻できる。ずっと圧倒されてばかりでした」

花村「隅々まで褒めていただいて光栄です(笑)」

チッチ「本当にすばらしかったです」

ウォンカの相棒、ヌードル役を務めるセントチヒロ・チッチ
ウォンカの相棒、ヌードル役を務めるセントチヒロ・チッチ撮影/河内彩


――イベントでは生歌唱で主題歌「ピュア・イマジネーション」をデュエットで披露されました。とてもステキでした。この楽曲の聴きどころや、アーティスト目線で感じたことなどを教えてください。

花村「一番難しいのは歌い始め。英詞では『Come with me』で始まるところを日本語バージョンは“おいで”と歌います。“一緒に行こうよ”という意味を“おいで”に込める。短い言葉で裏側を潜ませないと届けられない日本語の難しさを改めて痛感しました。かつスタッカート気味、つまり歯切れよくきれいに歌わなければいけない部分で、『Come with me』は一つ一つが単語として成立しているけれど、“お”“い”“で”はそうではない。それをつなげながらもリズムを崩さずにというのはすごく難しかったです。歌詞の意味を伝えながら、リズム的には切らなきゃいけない。難しかったけれどこだわった部分で、一番の魅力になっていると思います。いかに息を抜きながら歌詞の意味を伝えるのかがポイントでした」

夢見ることからすべては始まる!ティモシー演じるウォンカが人々を夢の世界へ誘う
夢見ることからすべては始まる!ティモシー演じるウォンカが人々を夢の世界へ誘う[c] 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

チッチ「主題歌が流れるシーンでのアフレコでは、すでに花村さんの歌が入っていたので、グッときちゃって。涙を堪えながらセリフを入れたのをよく覚えています。その時に感じたのが、1曲の中でウォンカが自分に語りかけるように静かに歌いだして、ピアノがのってくるなかで、どんどん広い世界に向かっていく。夢見ることから始まるんだよって、どんどん生きるパワーをみなぎらせていくような歌だなと感じました。花村さんは声でそれを完璧に表現していたし、私自身グッときた楽曲だったので、イベントでの歌唱の時は邪魔をしないようにデュエットするのに必死でした(笑)」

魔法のチョコレートの世界へようこそ『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』特集【PR】

関連作品