NCTもNCTzenも感無量!全ユニット勢揃い『NCT NATION : To The World in Cinemas』を熱烈レビュー|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
NCTもNCTzenも感無量!全ユニット勢揃い『NCT NATION : To The World in Cinemas』を熱烈レビュー

コラム

NCTもNCTzenも感無量!全ユニット勢揃い『NCT NATION : To The World in Cinemas』を熱烈レビュー

韓国のボーイズグループ、NCTが2023年8月に韓国・仁川で行った、グループ初の全ユニット集結のコンサート「NCT NATION : To The World」(以下、「NCT NATION」)の模様を記録したコンサートフィルム『NCT NATION : To The World in Cinemas』が、12月6日(水)より公開される。そんな待望なライブを臨場感たっぷりで没入できる、本作の見どころをお届けする。

今回の上映では、通常の2D映像だけではなく、カメラ18台で撮影した3面270度の視野で圧倒的没入感を感じられるScreenX、コンサートの雰囲気を五感で体験できる4DX、この2つのフォーマットを結合した4DXScreen、と多彩な上映フォーマットも様々用意。いままでのライブビューイングとは違った楽しみ方もできるのだ。

待望のNCT全メユニットが集結!会場では見られない萌えショットの連続

NCTは、韓国を中心に中国、日本、アメリカ、カナダ…と多国籍なメンバーで構成されるグローバルなグループ。“韓国四大事務所”の一つであるSM Entertainmentより2016年に韓国でデビューした。グループ名は、「Neo Culture Technology」の略である。

活動ユニットは、楽曲ごとにメンバー構成が異なるNCT U、韓国を基盤に世界中で活動するNCT 127、デビュー当時は平均年齢15歳で“ユース世代のグループ”という位置づけだったNCT DREAM、中華圏を中心に活動中のWayV。複数のユニットに所属しているメンバーもいる。NCT 127は2018年、NCT DREAMは2023年に日本デビューを果たしている。そして2023年には5つ目のユニットとして、日本人メンバーが中心の「NCT NEW TEAM(仮)」が結成され、現在2024年の正式デビューに向けて準備中だ。

平均年齢15歳でデビューしたユース世代のグループ、NCT DREAM
平均年齢15歳でデビューしたユース世代のグループ、NCT DREAM写真はNCT Official Instagram(@nct)公式Instagramのスクリーンショット


「NCT NATION」は、NCT U、NCT 127、NCT DREAM、WayV、4つのユニットが初めて一堂に会したメモリアルなコンサート。韓国、大阪、東京で開催された。『NCT NATION : To The World in Cinemas』では韓国公演を収録。会場となった約5万人収容の文鶴スタジアムは世界中から集まったNCTzen(NCTのファンの名称)とWayZenNi(WayVのファンの名称)で埋め尽くされ、3時間半超、40曲以上の大ボリュームのコンサートとなったが、それを102分に凝縮。臨場感あふれる迫力の映像はもちろんだが、メンバーのステージに出る直前の緊張と高揚感が混じった表情や流れる汗までわかるほどのアップなどの萌えショットや、上空からのペンライトで黄緑色に染まった客席の美しい光景など、会場では見られないショットの連続に大満足できるはず。

グローバルグループならではの感動させる1曲「From Home」

コンサートは、まず各ユニットが挨拶がわりに1曲ずつ披露。続いてNCT全員参加のユニットNCT 2018の「Black on Black」が始まった。総勢19名がステージに並んだ光景は圧巻。「今日はついに“全体コンサート”なんだ」と実感し、胸が熱くなる瞬間だ。

覇気全開!NCT全ユニットから総勢19名が披露したステージ
覇気全開!NCT全ユニットから総勢19名が披露したステージ写真はNCT Official Instagram(@nct)公式Instagramのスクリーンショット

NCTのメンバー全員で公演をすることは、メンバーもファンもずっと望んでいたこと。だが、各ユニットの活動タイミングや個人スケジュールなど様々な事情でなかなか実現できなかった。だから、この公演はメンバーだけはなく、ファンにとっても本当に感慨深く特別なのだ。

その“特別感”は、NCT Uの「From Home」を聴いてさらに高まった。これは、韓国人のヘチャン、ドヨン、テイル、中国人のチョンロ、ロンジュン、クン、日本人のユウタが参加し、韓国語の歌詞をベースに、中国語、日本語、そして英語のパートがある楽曲。歌番組でも歌われていたが、やはりコンサートで聴けるのは嬉しい。そして、会場に来た世界各国のファンたちと一緒に歌う光景は、NCTを介して世界が繋がっている気がして幸せな気持ちにさせてくれた。

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