『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が興収12億円超えのロケットスタート!近年相次ぐ“メガヒットアニメ映画”に続けるのか

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『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が興収12億円超えのロケットスタート!近年相次ぐ“メガヒットアニメ映画”に続けるのか

『仮面ライダー』クロスオーバー作品と『PERFECT DAYS』も初登場!

再びランキングに戻ると、前週のトップ3作品である『ウィッシュ』(公開中)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(公開中)、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(公開中)は、いずれも一つずつランクを落としたものの、順調な興行を続けているようだ。

前週1位スタートの『ウィッシュ』は2位に
前週1位スタートの『ウィッシュ』は2位に[c] 2023 Disney. All Rights Reserved.

ディズニー100周年記念作である『ウィッシュ』の2週目の週末3日間の成績は25万7000人、興収は3億6900万円で、累計成績では動員86万6000人、興収12億2200万円に到達。近日中に動員100万人の大台に突入することはほぼ確実となっている。

そんな『ウィッシュ』と接戦を演じたのは、3位の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。公開3週目の週末3日間成績は、動員24万4000人、興収3億1000万円で、いずれも前週比80%以上をキープ。累計成績では動員124万3000人、興収15億8500万円を突破した。

サプライズヒット中の『映画あの花』は興収15億円を突破!
サプライズヒット中の『映画あの花』は興収15億円を突破![c]2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のサプライズヒットは、この2023年末の大きなトピックの一つでもある。定期的にヒット作が生まれる純愛映画というジャンル性もさることながら、同じタイミングに若者をターゲットにした実写映画が少ないこともプラスに働いていると考えることができる。

それは公開6週目にしてトップ5に返り咲きを果たした『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(公開中)も同様。アニメ作品は他にも数多く公開されているなか、「ゲゲゲの鬼太郎」という国民的作品を背景にしたキャッチーさと大人向けのダークな作風が、現在公開中の他のアニメ作品と一線を画しているのは一目瞭然。すでに累計動員は114万人、興収は16億円を突破。年末年始にかけてこの2作品がどのような推移を見せるのか、大いに注目しておきたい。

アカデミー賞での健闘も期待されている『PERFECT DAYS』は9位スタート
アカデミー賞での健闘も期待されている『PERFECT DAYS』は9位スタート[c] 2023 MASTER MIND Ltd.

さて、新作では現在放送中の「仮面ライダーガッチャード」と前作「仮面ライダーギーツ」がクロスオーバーを果たした『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』(公開中)が6位にランクイン。また、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司がタッグを組んだ『PERFECT DAYS』(公開中)は9位からのスタートとなった。


以下は、1~10位までのランキング(12月22日〜12月24日)

1位『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
2位『ウィッシュ』
3位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
4位『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
5位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
6位『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』
7位『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』
8位『ゴジラ-1.0』 
9位『PERFECT DAYS』
10位『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』

2023年最後となる今週末はクエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスがタッグを組んだカルト的人気作『グラインドハウス』(07)に登場したイーライ・ロス監督によるフェイク予告編を、ロス監督自らが長編映画化した『サンクスギビング』(12月29日公開)などが公開を控えている。

文/久保田 和馬

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