新田真剣佑vs森田剛の超絶バトルが勃発!大画面で観たくなる「ワンダーハッチ」第7話で新たな映像表現を体感しよう
新田真剣佑と森田剛がぶつかり合う!見応え十分のバトルアクション
そして、ここからが第7話…いや、本作で一番の見どころと言っても過言ではない、アクタとスペースによる壮絶なアクションシーンが披露される。
アクタを演じる新田は、様々なアクション大作で絶賛されてきた、さすがの身のこなしを披露。華麗に片手剣を振りかざし、舞うように戦う姿には、思わず食い入るように見入ってしまう。
始終余裕すら感じてしまうアクタに苦戦しつつも、元英雄スペースの強さも健在だ。スペースを演じる森田の大剣を振りかざす豪快なアクションには目を見張るものがあった。
2023年12月11日に開催された本作のワールドプレミアでもアクションシーンについて触れていた森田。「とにかく吊られて、引っ張られてという日々を過ごしていました。アクションシーンはおじさんたちで集まってヒーヒー言いながら頑張っていました」と語っていたが、年齢を感じさせない動きには驚かされるばかりだ。また、アクタとスペース、お互いの武器が手を離れると、今度は素手で殴り合うシーンも。武器を使ったアクションシーンの華やかさから一変、泥臭さを感じる壮絶なバトルも見応え十分。時間にすれば約3分ほどの短いシーンではあるものの、新田と森田という豪華キャストのアクションを見るだけでも、本作を観る価値ありと言えるだろう。
リアルな3DCGで表現されたドラゴンが、現実世界で暴れ回る!
さらに、終盤にはピュトンピュトの影響で、アクタとスペースそれぞれの相棒だったドラゴンが現実世界へと入り込んでくる。物語前半では、アニメで表現されていたドラゴンたちだが、現実世界でガフィン以外のドラゴンが登場するのはこの7話が初めて。
ガフィンのようにデフォルメ調のかわいらしいドラゴンとは異なり、アクタが乗る紅の炎を吐くイグル、黒炎を吐き、禍々しさすら感じさせるスペースのカタルスのような本格的なドラゴンが3DCGで表現されるととにかく迫力がある。細かいウロコに覆われた巨体、巨大な翼に鋭い爪、牙のリアルさに圧倒させられる。モンスターが登場するゲームの世界に入り込んでしまったかのようなワクワク感を抱くほどだ。
アニメの世界のキャラクターたちが、実写世界の表現に合わせて登場するのも見どころの一つではないだろうか。こうも様々な映像が組み合わさっていると、映像作品に正解はないのだと思い知らされる(実写、CG、2Dアニメーションが入り混じったディズニー映画『チップとデールの大作戦 レスキューレンジャーズ』を観ている時のような気分になった)。「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」もまた、制作陣のアイデアと遊び心が詰まっている。そんな複数の映像表現の融合は、まったく視聴者を飽きさせない。
そして、アクタとスペースによるアクションシーンと3DCGで表現されたドラゴンには、「これは映画館のような大画面で観たい!」と本気で思わされた。大きなテレビやプロジェクターをお持ちの方は、ぜひ大画面でこの迫力を実感していただきたい。
文/阿部裕華