ライバルであり、互いを高め合う友!『ゴミ捨ての決戦』で激突する烏野と音駒のつながりを振り返る|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ライバルであり、互いを高め合う友!『ゴミ捨ての決戦』で激突する烏野と音駒のつながりを振り返る

コラム

ライバルであり、互いを高め合う友!『ゴミ捨ての決戦』で激突する烏野と音駒のつながりを振り返る

2012~20年まで週刊少年ジャンプで連載され、テレビアニメも4シリーズを数える人気漫画作品「ハイキュー‼」。小柄ながら常人離れした身体能力を持つ日向翔陽(声:村瀬歩)と精密かつ正確なトスを繰りだす天才セッターの影山飛雄(声:石川界人)による“変人速攻”コンビの成長と活躍を軸に、2人が通う烏野高校バレー部のメンバーらバレーボールに青春をかける高校生の姿を描いた、2010年代を代表するスポーツ漫画の金字塔だ。

当初は素人同然の技術力だったが、努力を惜しまない性格で強豪校を脅かす存在となった日向翔陽
当初は素人同然の技術力だったが、努力を惜しまない性格で強豪校を脅かす存在となった日向翔陽[c]2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社

なかでも春高バレーの3回戦で激突する「烏野高校対音駒高校」の試合は、両校の名前にある“カラス”と“ネコ”から「ゴミ捨て場の決戦」として作中でも重要なポジションを占める人気エピソード。シリーズ最新作『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)はタイトル通り、この試合を描く構成となっている。音駒高校はこれまでテレビアニメにも何度も登場したライバル校であり、人気キャラクターも多い。本稿では改めて、そんな音駒高校と烏野高校の歩んできた軌跡をたどる。

“つなぐ”バレーがモットーの音駒高校で“頭脳”的役割を務める孤爪研磨

音駒高校は東京代表として春高バレーに出場する強豪で、いかなる攻撃も的確にレシーブし、選手それぞれがヒトの体をめぐる血液のように動きながら、“頭脳”として機能するセッターの孤爪研磨(声:梶裕貴)へと“つなぐ”バレーをモットーとしている。それを象徴するように、音駒高校の横断幕には「繋げ」の文字が掲げられている。

“つなぐ”バレーを信条とする音駒高校
“つなぐ”バレーを信条とする音駒高校[c]2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社

その研磨といえば、バレーボールが好きでたまらない日向とは対照的に、疲れることが嫌いで、暇さえあればゲームに没頭している人物。バレーを始めたのは、音駒のキャプテンでもあり、幼なじみでもある黒尾鉄朗(声:中村悠一)に半ば強引に誘われたのがきっかけだ。日向のライバル的な立ち位置のキャラクターであり、“動”の日向に対して“静”のような印象を受ける。


音駒高校のセッターだが、バレーに対して消極的な部分が目立っていた孤爪研磨
音駒高校のセッターだが、バレーに対して消極的な部分が目立っていた孤爪研磨[c]2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社

音駒高校の男子バレー部は烏野高校と同じく、“かつて強かった”学校であり、一時低迷していたものの、現監督の猫又育史(声:福田信昭)の指導によって復活したという経緯を持つ。研磨に加えて、キャプテンでミドルブロッカーの黒尾や、初心者でプレーに粗さはあるものの高いポテンシャルを秘めた灰羽リエーフ(声:石井マーク)など、魅力あふれる強敵が数多く在籍している。

烏野高校にとっての宿命のライバルである音駒高校
烏野高校にとっての宿命のライバルである音駒高校[c]2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社

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