『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』『鬼滅』『金カム』…熱狂的ファンから支持される3作品が熾烈な三つ巴!
口コミで話題が広がり、『夜明けのすべて』は満席回が続出!
さて、上位3作品に入れ替わりがなかった一方で、トップテン圏内には新たに3作品がランクインを果たした。そのなかで最上位となる4位にランクインしたのは、松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がダブル主演を務めた『夜明けのすべて』(公開中)だ。
「そして、バトンは渡された」で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を、『ケイコ 目を澄ませて』(22)で国内の映画賞を席巻した三宅唱監督が映画化した同作。PMS(月経前症候群)で感情のコントロールができなくなる藤沢さん(上白石)と、パニック障害を抱える山添くん(松村)が職場の同僚として知り合い、互いに支え合いながら周囲の人々と穏やかな日々を過ごす姿が描かれていく。
全国222スクリーンで公開を迎え、振替休日を含めた公開4日間で動員13万人、興収1億8620万円を突破。TOHOシネマズによるアンケート調査では90%以上の観客から高評価を獲得しており、口コミの効果も相まって各劇場で満席回が続出。現地時間2月15日(金)より開幕する第74回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に正式招待されているほか、台湾や韓国、香港での上映も決定。今後世界から大きな注目を集めることだろう。
5位には「超高速!参勤交代」シリーズの土橋章宏の同名小説を、「かぐや様は告らせたい」シリーズの河合勇人監督のもと、ムロツヨシ主演で映画化した『身代わり忠臣蔵』(公開中)がランクイン。そして世界的ヒットゲームをブラムハウス・プロダクション製作で実写映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(公開中)は7位スタートとなった。
ほかに、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(公開中)が公開13週目にして再びトップテン圏内の8位に再浮上。累計成績では動員185万5000人、興収26億5400万円を突破。そして公開10週目を迎えた『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(公開中)と同15週目を迎えた『ゴジラ-1.0』(公開中)は、今週もトップテン圏内を守り続けている。
以下は、1~10位までのランキング(2月9日〜2月11日)
1位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
2位『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』
3位『ゴールデンカムイ』
4位『夜明けのすべて』
5位『身代わり忠臣蔵』
6位『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』
7位『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
8位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
9位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
10位『ゴジラ-1.0』
今週末は古舘春一原作の「ハイキュー!!」の劇場版FINALシリーズ第1弾『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』のほか、『ミッドサマー』(19)のアリ・アスター監督がホアキン・フェニックスとタッグを組んだ『ボーはおそれている』(2月16日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬