「私の夫と結婚して」が韓国で大人気!“ラブコメの女王”パク・ミニョンが歩いた女優としての軌跡

コラム

「私の夫と結婚して」が韓国で大人気!“ラブコメの女王”パク・ミニョンが歩いた女優としての軌跡

パク・ミニョンのファッションやメイクも、女性ファンのなかで大人気

「キム秘書はいったい、なぜ?」をきっかけに、日本でも人気が急上昇!
「キム秘書はいったい、なぜ?」をきっかけに、日本でも人気が急上昇![c]tvN

とはいえ、“ラブコメの女王”と呼ばれるパク・ミニョンの代表作といえば、やはり「キム秘書はいったい、なぜ?」だろう。日本でも一気に認知度を上げ、放送されていた2018年当時は韓国ドラマファンでなくてもドラマ名を知っている人が多かった記憶がある。パク・ソジュンが演じたナルシストでツンデレな御曹司の秘書役を務めたパク・ミニョンは、“今年の女性キャラクター”、“木曜のアイコン”などと呼ばれ、数々の授賞式で賞を獲得。キャリアウーマンといえばパク・ミニョンが思いつくほどキャラクターを確立させ、彼女が身を包むファッションやメイクが話題になるなどカリスマ性も発揮した。

ディープなオタクを演じて話題になった「彼女の私生活」
ディープなオタクを演じて話題になった「彼女の私生活」[c]EVERETT/AFLO

「彼女の私生活」では華やかなカラーパンツスーツ姿でビシッと決めた美術館の首席学芸員かと思えば、ディープなオタクの一面を見せて親近感を持たせた。また、「月水金火木土」では全てがパーフェクトな契約結婚マスター役で、ウェディングドレスからTPOに合わせたスタイルまで惜しげなく披露。パク・ミニョンのファッションが1つの見どころであり、ファンの楽しみとなっていた。

年下男性×年上女性の職場ロマンスを描いた「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」
年下男性×年上女性の職場ロマンスを描いた「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」[c]JTBC

共演者が誰であろうと最高のケミ(相性)を生み出す女優としても評判が高いパク・ミニョン。最近では「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」で人気若手俳優のソン・ガンと共演。年下男性×年上女性の職場ロマンスはOTTプラットホームで常にランキング上位にランクインするなど、人気ドラマの仲間入りをした。パク・ミニョンは最年少で課長に昇進した優秀な気象予報士の役。ソン・ガン演じる年下の気象予報官に振り回されてしまうギャップが楽しめる。ちなみに「私の夫と結婚して」の共演者ナ・イヌはドラマでは上司役だが、実際はパク・ミニョンよりも8歳年下と聞いて驚いた人も多かったのではないだろうか。もちろん彼女の美しさも要因かもしれないが、どんな役でも相手に合わせてキャラクターを落とし込める実力の持ち主であることを忘れてはならない。

中国をはじめとしたアジア圏でも活躍…日本でも5年ぶりのファンミーティング開催!

日常に寄り添ってくれるパク・ミニョンに癒される、「天気がよければ会いにゆきます」
日常に寄り添ってくれるパク・ミニョンに癒される、「天気がよければ会いにゆきます」[c]JTBC

パク・ミニョンの柔軟さを感じることができる作品にソ・ガンジュンと共演した「天気がよければ会いにゆきます」もあげたい。それぞれ傷を抱える登場人物たちが、春が来るまでに大切なものを取り戻していくヒーリングストーリーで、冷えた心をいたわってくれるじっくりと丁寧に入れたコーヒーのようなドラマである。毎日に疲れ切った主人公が田舎町で冬を過ごし、華やかな世界に身をおかず派手なファッションを身に付けず、日常に寄り添ってくれる彼女に次第に癒されてしまう。どんなパク・ミニョンも違和感なく自然に受け入れることができてしまうのが最大の魅力ではないだろうか。

「時間の都市〜ロマンスはいつも予想外〜」で中国の人気スターのチャン・ジャーハンと共演!
「時間の都市〜ロマンスはいつも予想外〜」で中国の人気スターのチャン・ジャーハンと共演![c]2023 Tianjin Zaoju Culture Communication Co., Ltd.


中国をはじめとしたアジア圏にもファンが増え、2016年には初の中国ドラマ「時光之城」にヒロイン役として出演、2023年には2作目となる「時間の都市〜ロマンスはいつも予想外〜」で中国を代表する大スターのチャン・ジャーハンと共演した。日本でも来たる3月23日に5年ぶりとなる待望のファンミーティングが開催される予定だ。安定した演技力と認知度で主演をこなしてきたパク・ミニョン。これからもどんな役を自分のものにしていくのか楽しみでならない。

文/ヨシン


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