主演&プロデューサーの真田広之、歴史好きの田村淳による夢の対談が実現「SHOGUN 将軍」の魅力を語り尽くす!
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて、2月27日より独占配信中の「SHOGUN 将軍」。このたび、主演、プロデューサーを務める真田広之と、城好き、時代劇好きとして知られる田村淳による対談動画が解禁となった。
戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説「SHOGUN」を『トップガン マーヴェリック』(22)の原案を手掛けたジャスティン・マークスや、真田らハリウッドの製作陣により、ドラマシリーズとして映像化した本作。徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将、虎永(真田)と、その家臣となった英国人航海士、按針(コズモ・ジャーヴィス)、彼らの運命の鍵を握る謎多きキリシタン鞠子(アンナ・サワイ)が繰り広げる歴史の裏側の、壮大な“謀り事”や、待ち受ける大どんでん返しがハリウッドスタジオによる壮大で圧倒的な映像世界で描かれる。
このたび、真田と歴史好きの田村が本作の魅力を熱く語り合う夢の対談が実現。これまで数々の大河ドラマや時代劇作品に出演してきた真田。第76回アカデミー賞外国語映画賞主演にノミネートされる快挙を達成した『たそがれ清兵衛』(02)では主演を務め、トム・クルーズとの共演で話題を呼んだ『ラスト・サムライ』(03)でも存在感を放つなど、言わずと知れた時代劇のスペシャリストである。田村は、数々のバラエティ番組でMCとして活躍しながら、時代劇好きとして「功名が辻」で念願の大河デビューをはたした。さらに城マニアという趣味が講じ、「おしろツアーズ 絶対行きたくなる!おもしろ名城旅」のMCに抜擢。番組内で披露する田村の豊富な知識量にも注目が集まり、戦国時代好きとしてのイメージも定着している。今回解禁となった対談映像では、主演に加えプロデューサーとして本作の隅々まで関わりこだわり抜いた真田と、歴史マニアとして目の肥えた田村という2人が、本作についてのトークを展開した。
開口一番「一気に引き込まれまして。歴史が好きな僕が、その将軍像ってどういうものかみたいなことを考えながら見られた」と口火を切ると、「僕はどちらかというと時代劇とか戦国時代もたくさん見てきてて、『SHOGUN 将軍』をこの規模でこういうふうに描いてくれて『ありがとう』と思いました」と、時代劇好きという立場からも作品の世界に引き込まれたとその魅力を語る田村。さらに、本作を自身のマネージャーと一緒に見たと話す田村は、「一緒に見たときにどのぐらいハマってくれるんだろうと思ったら、『すごい面白い』と。いままで時代劇に興味なかった人でも引き込まれる作品になってるなと思った」というエピソードを披露し、時代劇ファンだけでなく、あまり時代劇に親しみがなかった人でもハマる要素があるとコメント。これに対し真田は、本作の制作の際、時代劇ファンになじみのある昔ながらの作り方や、若い世代を意識した現代ナイズな作り方はしない様に意識したといい、「今回は、流行やすたりとかトレンドな表現を一切省いて、王道でいこう」と決めていたと明かした。制作時の想いについて真田は、「(王道を行くことで)世界中のお客さんに理解しやすく、そして楽しんでもらう、日本文化を垣間見てもらうと同時に、日本の時代劇通の人にも納得してもらえる、その両方を網羅したいというのが、プロダクションの狙いになった」と語った。
そして、本作で“すごいと思った部分”について話が及ぶと、田村は「ずっと日本で製作された日本目線の戦国時代を見てきて、それで虜になった人間なんですけど、海外の視点だとこうなのかっていう新たな視点が加わることで、この戦国時代がますます面白くなったっていう、そのきっかけを僕は『SHOGUN 将軍』からもらった」、「ポルトガルとイギリスが、僕たちからしたら、ともに外国なんだけどこの2国は日本に来て、こういうふうに思い合っていたんだという視点が、また更なる深みみたいなのが出てきて」と熱く語る。このように新たな視点で描かれる戦国ドラマについて真田は、「これが日本でこれから製作されるものへの刺激にもなれば嬉しいですし、もう未来に対しての大きな足がかりといいますか布石になれば、やった甲斐はあるのかなという気はしてます」と、田村の熱い感想を受けかみしめるように話した。
本作中の印象深いシーンのトークでは、田村が、虎永とその腹心である戸田広松(西岡徳馬)のあるシーンについて触れると、真田も「もうまさに西岡さんはあのシーンのためにこの役を引き受けと言って過言ではないんです。やはりどうしても侍魂を世界に発信し、見せたいっていう思いがあのシーンにこもってます」と、共演を重ねてきた西岡とだからこそ作り上げることができたシーンだと自信をにじませた。田村も「『これが将軍の苦しみか』みたいなのが、もう真田さんの表情から受け取れて。それを汲み取る西岡さん、広松の想いみたいなそこのシーンをぜひ皆さんにも見てもらいたい」と猛プッシュ。さらに対談では、本作の制作秘話について触れられる場面も。真田の意向もあり、日本で時代劇を作っているクルーを招集し、一切の妥協なく行われた本作の撮影だったが、まさにハリウッド流ともいえる大規模なセットを駆使して撮影されたシーンもあったという。「CGになるだろうと思ったら、丸々嵐の中で揺れる船を実寸大で作って空中に浮かして、もうガンガン動かすんですよ。そこに実際の役者やエキストラを入れちゃって上からこのウォータータンクでドーンって。実際に水を流して。もうまさにディズニーランドのアトラクションかよって(笑)。みんな命がけでカメラマンも、命綱をつけて、ハンディカメラで追っかけて」と、身振り手振りを交えながら話す真田の表情からは、そんな撮影も楽しみながら作り上げていったという充実感も垣間見ることができる。田村も「港町、日本の小さな港町も結構な尺を使って、しかもあそこに大きな船があってっていう。なにげないけど、いままでこんなに贅沢に一つの町を撮ったって、僕はあんまり記憶にないんですけど。あれがあるからこういう空気感のところで起こっている話なのかっていうのが、没入できたっていうのはすごい新鮮」とコメント。
歴史好きの田村も唸らせるほど魅力溢れる仕上がりとなった「SHOGUN 将軍」。真田のこだわりが詰まった“新たな視点で描かれる物語“をぜひ目撃してほしい。
文/サンクレイオ翼
※西岡徳馬の「徳」は旧字体が正式表記