「予想がすべて裏切られた」「正体って●●なんじゃ…」シャマラン父娘が放つ『ザ・ウォッチャーズ』を20代男女がネタバレ回避で語り合う!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「予想がすべて裏切られた」「正体って●●なんじゃ…」シャマラン父娘が放つ『ザ・ウォッチャーズ』を20代男女がネタバレ回避で語り合う!

コラム

「予想がすべて裏切られた」「正体って●●なんじゃ…」シャマラン父娘が放つ『ザ・ウォッチャーズ』を20代男女がネタバレ回避で語り合う!

地図にない森のなかに佇むガラス張りの部屋。そこに避難した孤独なアーティストのミナ(ダコタ・ファニング)が出会ったのは、見知らぬ3人の男女。彼らはこの部屋で毎晩“監視者(=ウォッチャーズ)”から監視される恐怖を味わうことになる。そして、「“監視者”に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という3つのルールを1つでも破れば殺されてしまう。

シックス・センス』(99)で世界中を驚愕させて以来、四半世紀にわたってスリラー映画界を牽引してきたM.ナイト・シャマランがプロデューサーを務め、彼の愛娘イシャナ・ナイト・シャマランが長編映画監督デビューを飾った『ザ・ウォッチャーズ』(6月21日公開)。まるでシャマラン家のしきたりであるかのように、父さながらの徹底した“秘密主義”が貫かれた本作は、公開されている予告映像を観てもなお多くのことが謎に包まれたままだ。

そこでMOVIE WALKER PRESSでは、イシャナ監督とほぼ同世代の男女4名にひと足早く本作を鑑賞してもらい、社内の“ガラス張り”の会議室で座談会を実施。彼らに課した3つのルールは「予告編を観て、予想や想像、考察を膨らませながら鑑賞すること」「作品を観て感じたことを率直に語り合うこと」、そして「ネタバレを避けること」。

この座談会に参加したのは、ホラーに特化したイベントやプロモーションなどの制作を行う株式会社闇でプロデューサーとして働く遠藤(20代・女性)と、連続ドラマのAPなど制作の仕事に携わり、監督した短編『笑顔の町』が「第2回日本ホラー映画大賞」で入選を果たした小泉(20代・男性)。編集者・ライターとして働き、映画は好きだがホラーはあまり得意ではないという高木(20代・女性)、「MOVIE WALKER PRESS」の最年少編集部員である山下(20代・男性)。

主人公のミナを演じるのは、天才子役として注目を集めたダコタ・ファニング
主人公のミナを演じるのは、天才子役として注目を集めたダコタ・ファニング[c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

彼らは“マスター・オブ・サプライズ”の血を引く若き才能が仕掛けるリアリティーホラーをどのように考察し、どのようにその恐怖を味わったのか?なお、記事中で物語の核心に触れそうな部分は「●●●●」のように伏せ字で表記させてもらう。

ウォッチャーズにまさかの感情移入!?鑑賞前の予想は全部覆される…

山下「まずは、予告編を観て予想したことから話していきましょうか。遠藤さんはどんな予想をしていましたか?」

遠藤「私は予告編の時点でお父さんのM.ナイト・シャマラン監督の作品とは少し毛色の違うホラーになるのかなと感じていました。でも念のため、お父さんの作品を改めて全部観直してからこの作品に臨みました」

小泉「やっぱりお父さんの印象は強いですからね。僕はお父さんの作品のように、人間愛のある“人間が怖い”映画になるんだろうなと想像を膨らませましたが、シャマラン映画は事前情報を入れないほうが楽しめますから。なるべくまっさらな気持ちで観るよう心掛けていました」

高木「私も“人間が怖い”系の作品なんだろうなと予想していて、例えば『ミッドサマー』みたいに森に住んで独自の文化を築いている人たちに主人公たちが触れてしまうような映画なのかなって思っていました」


予告編は謎だらけ…予想は何度も覆される!
予告編は謎だらけ…予想は何度も覆される![c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

山下「僕はワンシチュエーションもののホラーが好きなので、狭い部屋に閉じ込められるという時点で『CUBE』とか『ソウ』のような展開を想像しました。でも舞台が“森”なので、『ヴィレッジ』なのかな?とか、自然と結びついた怖さが描かれるのかなといろいろ想像をめぐらせていて…。でも最初のほうのシーンで、『これは人為的ななにかでは!?』と思ったら、別のシーンでは化け物のような声も聞こえたり。観ている間も何度も予想を変えてはずっと覆されてばかりでした」

小泉「どうしたっていろいろ考えながら観てしまいますよね。中盤で“ウォッチャーズ”が●●●●した時点で、僕はこの映画の見方を180度変えなければいけないと思って、そこからは直球の●●●●ものとして楽しむことができました。いい意味で予想を裏切られっぱなしです」

遠藤「最近のホラー映画だと特にインパクトやビジュアルの怖さを売りにした作品が多かったですが、この映画ではウォッチャーズの存在についてとてもロジカルで丁寧に描かれていたので、彼らの大枠が見えてからもいろいろ考察したくなりましたよね」

小泉「観ているうちにウォッチャーズに不思議と感情移入しかけてしまうのも巧い。主人公のミナは●●●●があるから彼らに●●●●ことができるし、その辺りの描写はギレルモ・デル・トロ監督の映画みたいですごく好きです」


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