“日本最古級”から、閉館の危機を乗り越えた“街の映画館”まで!ミニシアターの魅力と歴史をオリジナルTシャツで紐解く
■目黒シネマ
山手線の目黒駅から徒歩5分という好立地にある「目黒シネマ」は、“いつも腹ペコ2本立て”のキャッチコピーでもわかる通り、現在ではすっかり少なくなった2本立て上映(一部プログラムを除く)を実施している映画館。館内の展示や手書きのポップなど、映画愛にあふれたスタッフによる装飾の数々で来場者を楽しませてくれる。
シネコンなどでの上映が終わって数か月経った作品や、過去の名作などを週替わりで上映しており、35ミリフィルムでの上映も頻繁に行われている。そんな現役で活躍を続ける35ミリ映写機への感謝が込められたオリジナルTシャツ「映写機Tシャツ」は、イラストからすべての文字にいたるまで劇場のスタッフが手描きでデザインしたもの。
■元町映画館
異国情緒あふれる神戸の中心地、元町商店街に位置する「元町映画館」。2010年にオープンした同劇場は、ドキュメンタリー作品から新進気鋭の作り手によるインディペンデント作品など、近隣のほかの映画館では上映されないような作品を積極的に上映。66席の落ち着いた場内と、地元の映画ファンに支えられた手作り感で、“ザ・ミニシアター”と言いたくなるような味わいにあふれている。
オリジナルTシャツは、開館当初からスケジュールチラシやスタンプカードなどを手掛けているイラストレーターの朝野ペコによる映写機のイラストがデザインされている。コロナ禍以降、立て直しに向けて様々な取り組みを行っている同劇場では、現在継続的に劇場を支援してくれるサポーターを募集しているとのこと。Tシャツとあわせて、ぜひとも応援してほしい。
■横浜シネマリン
かつては数多くの映画館が軒をつらねた横浜有数の繁華街、伊勢佐木町。元々は二番館として営業していた「横浜シネマリン」は、映画の急激なデジタル化の波に乗れず、2014年に閉館の危機に見舞われ一旦休館。その後、閉館を惜しむ市民とそれに賛同する多くの協力者の奮闘によって再建。同年末にミニシアターとして再オープンを果たした。
映画と映画館を愛する市民の熱意によって復活した「横浜シネマリン」のオリジナルTシャツは、コロナ禍での応援グッズとして誕生。デザインされている劇場キャラクターのネコの“クリコ”の愛らしさで話題を集め、すでに販売数500枚を超えるロングセラーとなっているのだとか。
それぞれの劇場がそれぞれの歴史と特徴、魅力を備えているミニシアター。ここで紹介した各劇場のオリジナルTシャツを着れば、いつも通っているおなじみの劇場やいつか行ってみたいと思っている劇場の力になれるはずだ。いまなら、これらTシャツを一挙に紹介しているページもあるのでチェックしてみてほしい。猛暑が続くこの夏は、ミニシアターオリジナルTシャツを着て、涼しい映画館へ出かけよう!
文/久保田 和馬
販売期間:7月19日(金)~9月8日(日)
特設ページURL:https://moviewalker.jp/special/tshirt2024/