SKY-HIがプロデュースする7人組ダンス&ボーカルグループ、BE:FIRSTのライブドキュメンタリー映画『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』の公開記念舞台挨拶が11月16日に新宿バルト9で行われ、BE:FIRST(SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO)とオ・ユンドン監督が出席。BESTY(ファンネーム)からの大歓声を浴びて登場したメンバーが、笑顔いっぱいに本作に込めた想いや、見つめている未来までを語った。
本作は、BE:FIRSTがデビューしてからちょうど850日目を迎えた日に東京ドームで行われた「BE:FIRST LIVE in DOME 2024 “Mainstream – Masterplan”」の感動的な1日目を軸に、ドーム公演当日までの彼らの日々を追いかけたライブドキュメンタリー。この日の模様は全国156か所でライブビューイング中継も行われた。
大きな歓声が湧き起こるなか、清々しい表情でステージに上がったメンバー。ついにライブドキュメンタリーがお披露目となり、LEOは「目の前のことに必死だったので、僕らも忘れていた日々もある。自分たちにとってもいいアルバムのような映画になった」と本作には思い出が詰まっていたとしみじみ。「こういう日々があったなと、改めてメンバーとの歩みを振り返られるような映画になった。自分にとっても大切なものになりました」と喜びをにじませた。SOTAも「無我夢中だったので、冷静に見られる機会が作品として生まれてすごくうれしい」と続き、ふざけ合うメンバーの絡みにも「俺らっぽいなと思ったり、すごくいいところを映してくれている。ありがとうございます」と笑顔で監督にお礼を述べていた。
プロデューサーのSKY-HIが考案したタイトルには、「そうなるように運命付けられている」という意味が込められているという。RYOKIは「その意味が映画に落とし込められている」と切りだし、「BE:FIRSTという7人の歴史と軌跡をたどったドキュメンタリーをここで残せたということは、改めてすごくうれしいこと。誰しも大きなことを成し遂げるためには、努力の逆算が大事だなと思っていて。『数年後にはドーム公演をやります』とか、そういった言霊というのが大事だと思っているんですが、そこまでの道のりを明確に提示して、こうやってBESTYの皆さんや自分たちにもひとつの作品に証拠として残せた」と力強くコメント。有言実行してきた道のりが映っていることから、「BESTYにも誇らしく思いますし、お互いに誇らしくいられる作品」と胸を張っていた。
MANATOは、最初にタイトルを目にした時に「自分の名前が書いてあるのかなと思った。アルファベットにほぼ(自分の名前が)入っている」と話して会場も大爆笑。これにはRYOKIが「俺が真面目なことを言った後に…。穴があったら入りたいよ!」と大照れするなどにぎやかなやり取りを繰り広げるなか、MANATOは「僕たちとBESTYの皆さんが運命として繋げてきたものや、段階みたいなものが、この映画のなかにすべて詰まっている。何回観直しても、こういうことがあったと再認識できる原点、出発点に戻ることができる。皆さんが悩むことがあっても、僕たちの姿を見てまた頑張れる原動力になったり、運命に繋げられるような作品になったらうれしい」と願っていた。
東京ドーム公演を振り返りながら「チェックしてほしいポイント」をアピールすることになると、SHUNTOは「最後に披露した『Masterplan』はぜひ何回も観てほしい。ドーム公演のために作られた楽曲のようなものでもあるので、それだけ一人一人の気合のこもった一曲になっている」と楽曲に言及。
「全部なんですが」と口火を切ったJUNONは、「珍しくBE:FIRSTにしては舞台裏でそわそわしていたり、緊張しているシーンが見られる。ライブが始まる前の裏側にも注目」だという。「緊張してなさそうに見えるんですが、ちょっといつもと違う。本番直前とか、『ドームに立つんだ』ってちょっと緊張したでしょ」とメンバーと顔を見合わせながら、「それも感じてほしい」とメンバーの貴重な素顔も味わってほしいと話す。
「映画ならではの音響のよさを体感してもらいたい」というRYUHEIは「4DXもある。僕も4DXが大好き。また観る際は4DXで観てもらえたらうれしい」といろいろなフォーマットがあることに触れ、「ライブだと聞き取りづらい歌詞のニュアンスも、映画館ではクリアに聴こえる」とオススメしていた。
彼らの日々に密着したユンドン監督は、BE:FIRSTの影響力とBESTYの愛が大きくなっていることを実感しているという。それらを収めるには「東京ドームは小さすぎる」と目尻を下げ、「全世界に広がっていくことを願っています。1人のBESTYとして、その瞬間を記録していけたら」と希望を口にしていたが、それを叶えるようにステージではBE:FIRSTによるワールドツアーの決定と、本作が海外でも上映されることが報告された。LEOは「自分たちの歩みを振り返ってもらって、僕たちのライブを観ていただくこともできる」と海外での反響にもワクワクしながら、さらに「僕は海外の映画館でまだ映画を観たことがないので、初めて海外で観る映画はこの映画にしようかな。僕も劇場に行ってみたい。本気です!」と興奮しきり。
MANATOは「僕たちのことを知らない人にも、新しい世界を知ったなと思ってもらえるような存在でありたい。あるべきだと思う。世界のいろいろな人に届けていきたい」と未来を見つめていた。
最後に「来てくださった皆さん、観てくれている皆さん、いつも支えてくれる皆さん、本当にありがとうございます」とたくさんの人に感謝を込めたSOTAは、「いい初ドームにしたくて、7人で走ってきた。記憶もあまりないなかで『夢の時間だったな』で終わるところを、すばらしい形、いつでも振り返られるような形で残してもらえたことをうれしく思っています。こうやって残せたのも、いつも支えてくれるBESTYや、多くのスタッフさんのおかげ。この感動が初々しくなるぐらい、まだまだ未熟だったなと、自分たちで笑顔で振り返られるくらい大きくなって。この映画をより価値のある作品にできるように7人で頑張っていきたい。これからもついてきてくれたらうれしいです」と愛をたっぷりと送り、大きな拍手を浴びていた。
映画『BE:the ONE -MEANT TO BE-』は上映中。
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取材・文/成田おり枝