「大人になったからこそわかる、土井先生の人間力…」映画ファンが『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』への止まらない愛を語る!
「いつも優しく見守ってくれる先生たちに、胸がぎゅっとなりました」
加世田「あと、山田先生もやっぱりプロの忍者だったんだ…!って思わされる場面がたくさんあって。大人たちだけで密談をしている時の厳しい顔と、子どもたちに見せるの笑顔とのギャップもよかったですね。今作は、土井先生ときり丸の関係に注目されることが多いけど、山田先生が『半助』ってうっかり呼んでしまう場面も多くて(土井先生は教師になる前、山田先生の家に世話になっていた)、そういう時は声に親心が滲み出ていた。声優さんってすごい…って思いました」
橘「まさにラストで泣かされたのも、田中真弓さんが演じるきり丸の声から、切々とした感情があふれ出ていたからですしね」
木庭「本当にすごかったですよね。あとはやっぱり関俊彦さんのすごさを目の当たりにしました。天鬼から土井先生に戻っていく時の、目つきと一緒に変化していく演技がもう…」
加世田「あれも泣きますよね。最終的には土井先生に戻ってくれるはずだと思いながら、子どもたちがかわいそうで、胸がつぶれそうだったぶん、あのシーンの感動はひとしおでした」
橘「土井先生がみんなから愛されているというだけでなく、土井先生もみんなを心から愛していることも強く描かれている作品でしたね。きり丸はもちろん特別だけど、どの生徒にもしっかり愛情を注いでいるし、山田先生との関係も含め、すべてが彼の礎になっているのだなあと…」
木庭「土井先生が過去を回想する場面で、一瞬、六年生たちが一年生だったときの絵が映し出されるんですよね。そんな姿を観るのは初めてなので、ありがとうございますって感じなんですけど(笑)。その時の構図が、六年生たちが土井先生の足元から見上げてとりかこむような感じになっていて。土井先生の目には、子どもたちがこんなふうに映っていて、いつも優しく見守っているんだな、あったかいなあ、って伝わってくるだけで胸がぎゅっとなりました」
加世田「とにかく優しいんですよね、土井先生は。木庭さんの言うとおり、あったかい。しゃべりかたが柔らかいからなのかなあ。あんなに穏やかで子ども想いの先生、現実にもそうそういない」
木庭「練り物が苦手なことを子どもたちにいじられていることも多いけど、もしかしたらスキンシップの一環としてあえて弱みを晒しているのかな、なんて考えたりします」
加世田「子どもたちと目線が近いだけでなく、大人として、先生として、あるべき姿を子どもに見せなくちゃいけない、という責任感もあるんですよね。そこが今作ではラストに描かれていて、ぐっときました。本当にかっこいい」
橘「大人としてこうありたいなあ、と思わされることは多いですよね。指導のために怒りはするけど、無用に責めたりはしないし…。今作のカギとなる『教えたはずだ!』ってセリフがとても好きなんですけど、あれも本気の怒りではなく、いつも『しょうがないなあ』って愛情が滲み出ている」
木庭「私も、言われたい」
加世田「そのためには乱太郎たちみたいに、勉強したことをいったん忘れなきゃいけないですけど(笑)」