齋藤飛鳥演じるアイが2000人以上のエキストラを魅了!“伝説のライブ”が生まれた「【推しの子】」撮影現場に潜入

齋藤飛鳥演じるアイが2000人以上のエキストラを魅了!“伝説のライブ”が生まれた「【推しの子】」撮影現場に潜入

赤坂アカと横槍メンゴのタッグによる大人気漫画を実写化したドラマ&映画『【推しの子】』が、いよいよお披露目となった。実写化決定のニュース発表時には、心配や不安の声も多く見受けられた本作。公開されるや「キャストがハマっていてすばらしい」「満足度もクオリティも高い」「原作へのリスペクトを感じる」と好意的な意見が続々と上がり、原作者の赤坂と横槍も絶賛のコメントを送った。さらに日本のAmazonオリジナル作品で配信後30日間における歴代1位の国内視聴数を記録したことが発表されるなど、誰もが予想し得なかった新たな実写化成功作品となった。

「これは実写化できるの!?」と思うようなキャラクターや展開ばかりの【推しの子】だが、そのなかでも伝説のアイドル、アイが実写としてスクリーンに現れた時の驚きは格別。会場の声援や熱気を浴びながら齋藤飛鳥演じるアイが躍動するライブシーンは、実写化の醍醐味を感じられる名場面となっている。2000人以上のエキストラが参加して行われた撮影では、アイの輝き、ファンの興奮、そのすべてを捉えようとスタッフ全員が奮闘していた。そこで本稿では、“伝説のライブ”が生まれた撮影現場レポートをお届けする。

齋藤飛鳥、強い覚悟を胸に臨んだアイ役

赤坂アカと横槍メンゴのタッグによる大人気漫画を実写化したドラマ&映画『【推しの子】』
赤坂アカと横槍メンゴのタッグによる大人気漫画を実写化したドラマ&映画『【推しの子】』[c]赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 [c]赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

【推しの子】は、2020年に週刊ヤングジャンプにて連載がスタートするや、アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーに衝撃が走り、幅広い世代から人気を集めた。アイの死の真相をめぐる物語で、前世の記憶を持ったまま、アイの双子の子どもとして転生したアクア(櫻井海音)とルビー(齊藤なぎさ)が芸能界へと身を投じ、その光と影に飲み込まれていくさまを描く。

初代「B小町」の不動のセンターで、伝説的アイドルであるアイに説得力がなければ物語は始まらない。キャスティングでは、「乃木坂46」のセンターも務め、アイドルとして唯一無二の存在感を発揮してきた齋藤に真っ先に白羽の矢が立った。しかし当時は「乃木坂46」の卒業が決まっていた時期で、アイドルを卒業する自分がアイを演じることが正解なのだろうか?と悩んだ齋藤は、一度はオファーを辞退したという。


本作のワールドプレミアで、齋藤は「制作側の熱意を受け取り、頑張ってみようかなと受けさせていただきました。12年くらい(乃木坂46で)アイドルをやらせていただいた。卒業してからのこの役だったので、相当な覚悟が必要でした」と告白。「自分のファンの人がもう二度とアイドル姿の私を見られないと思っていたのに、見られる。そういう意味でも、楽しんでいただけたらいいかなと思っていました」とファンの存在にも背中を押されたことを明かしていた。齋藤のアイドル姿を再び目にできるという意味でも、本作は見逃せない。

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