2020年代の日本映画で存在感を増す“松竹ラブストーリー”。口コミで「泣ける」と話題沸騰の『366日』が、公開3週目で2位に急浮上!
福田雄一監督×山崎賢人がタッグ!『アンダーニンジャ』が初登場
さて、ここからはランキングに戻ろう。3位に初登場を果たしたのは「週刊ヤングマガジン」で連載中の花沢健吾の同名コミックを福田雄一監督が山崎賢人を主演に迎えて映画化した『アンダーニンジャ』(公開中)。忍者組織「NIN」の末端忍者である雲隠九郎(山崎)が、ある組織を調査するという重大な任務を言い渡され、高校に潜入するという物語だ。
初日から3日間の成績は、動員が16万人で興収が2億2600万円。映画作品ではこれが3本目のタッグとなる福田監督と山崎。『斉木楠雄のΨ難』(17)は土日2日間で15万6000人&興収1億9400万円を記録するオープニング成績で、最終興収は10億円。続く『ヲタクに恋は難しい』(20)は初日から3日間で動員22万人&興収3億円を記録し、最終興収は13億4000万円。両作と比較するとわずかに下回るスタートとなった今回、どのぐらいの成績を収めるのか注目しておきたい。
公開7週目を迎えた『はたらく細胞』(公開中)は前週に引き続き4位をキープ。1月21日の時点で興収52億6600万円に到達し、『るろうに剣心 京都大火編』(14)を抜いてワーナー・ブラザース配給の邦画作品で歴代1位の興行収入を達成する大記録を打ち立てた同作。この週末の時点で累計成績は動員412万人&興収55億円を突破しており、まだまだ数字を伸ばしそうだ。
5位にランクインした『グランメゾン・パリ』(公開中)は累計動員216万人&興収31億2000万円を突破。公開8週目で8位をキープしている『モアナと伝説の海2』(公開中)は累計動員370万人&興収49億円を突破しており、まもなく興収50億円の大台に突入。前作『モアナと伝説の海』(16)の最終興収51億6000万円も目前まで迫ってきた。
以下は、1~10位までのランキング(1月24日〜1月26日)
1位『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』
2位『366日』
3位『アンダーニンジャ』
4位『はたらく細胞』
5位『グランメゾン・パリ』
6位『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』
7位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
8位『モアナと伝説の海2』
9位『劇映画 孤独のグルメ』
10位『室町無頼』
今週末は、1972年の連載開始から50年以上愛されつづける池田理代子の人気コミックを劇場アニメ化した『ベルサイユのばら』(1月31日公開)、陽東太郎の同名漫画をTHE RAMPAGEの吉野北人主演で映画化した『遺書、公開。』(1月31日公開)、第97回アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞の2部門にノミネートされたサーチライト・ピクチャーズの『リアル・ペイン〜心の旅〜』(1月31日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記