松たか子&松村北斗共演の『ファーストキス 1ST KISS』、大ヒット作『はな恋』に迫る週末成績で初登場No. 1スタート!

松たか子&松村北斗共演の『ファーストキス 1ST KISS』、大ヒット作『はな恋』に迫る週末成績で初登場No. 1スタート!

『野生の島のロズ』と『ショウタイムセブン』も初登場!

さて、ここからはランキングに戻ろう。2位に初登場を果たしたのは、ピーター・ブラウンの児童文学「野生のロボット」シリーズをドリームワークス・アニメーションが映画化した『野生の島のロズ』(公開中)。先週の当記事で日本の映画興行における“邦高洋低”の現状について触れたが、今週トップテン入りを果たした洋画作品は同作1本のみとなっている。

アニー賞総なめでアカデミー賞最有力!『野生の島のロズ』は2位にランクイン
アニー賞総なめでアカデミー賞最有力!『野生の島のロズ』は2位にランクイン[c]2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズが、島の動物たちとの出会いを通して感情を芽生えさせ、島の存亡をかけた冒険を繰り広げる同作。日本語吹替版では綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福らが声優を務めており、初日から3日間で動員12万2000人、興収は1億7000万円を記録。ちなみにドリームワークス・アニメーション作品がトップ3入りを果たしたのは、『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(21)以来のことだ。

先日発表された“アニメ界のアカデミー賞”ことアニー賞では、作品賞を含む9部門を受賞するなど、今年のアニメ賞レースのフロントランナーとして注目を集めている同作。第97回アカデミー賞では3部門でノミネートされており、特に長編アニメーションでは受賞最有力との呼び声も高い。アカデミー賞の授賞式が行われる日本時間3月3日(月)が過ぎるまで、息の長い興行にも期待できそう。

韓国映画『テロ、ライブ』を阿部寛主演でリメイクした『ショウタイムセブン』は5位に初登場
韓国映画『テロ、ライブ』を阿部寛主演でリメイクした『ショウタイムセブン』は5位に初登場[c]2025『ショウタイムセブン』製作委員会

新作タイトルはほかにもう1本。ハ・ジョンウが主演を務めた韓国映画『テロ、ライブ』(13)を原作に、阿部寛と竜星涼、生見愛瑠らが共演を果たしたサスペンス『ショウタイムセブン』(公開中)が、初日から3日間で動員10万2000人、興収1億3900万円をあげて5位にランクイン。公開初日の夜に“シークレットキャスト”として錦戸亮の出演が発表されたことで、どのような効果が生まれるのか、今後の推移に注目が集まるところ。

前週首位に立った『366日』は3位となり、累計成績は動員130万人&興収16億円を突破。4位の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(公開中)も好調を維持し、こちらは累計で動員138万人&興収22億円を突破。そして7位の『グランメゾン・パリ』は累計動員253万人&興収36億円を突破し、8位の『はたらく細胞』(公開中)は動員442万人&興収60億円に迫っている。

前週1位の『366日』は動員130万人&興収16億円を突破!
前週1位の『366日』は動員130万人&興収16億円を突破![c]2025映画「366日」製作委員会

以下は、1~10位までのランキング(2月7日〜2月9日)
1位『ファーストキス 1ST KISS
2位『野生の島のロズ』
3位『366日』
4位『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』
5位『ショウタイムセブン』
6位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
7位『グランメゾン・パリ』
8位『はたらく細胞』
9位『アンダーニンジャ』
10位『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』

今週末は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作で、アンソニー・マッキー演じる元ファルコンのサム・ウィルソンが“新たなキャプテン・アメリカ”となる『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2月14日公開)、Snow Manの目黒蓮が主演を務め2023年に放送された同名ドラマの劇場版『トリリオンゲーム』(2月14日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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