高橋一生の経歴が意外でスゴイ!スーパー戦隊もの、ジブリアニメにも出演
2017年大晦日の「第68回NHK紅白歌合戦」では審査員を務め、NHK連続テレビ小説「わろてんか」にも出演中と、間違いなくいま最も注目を集めている俳優・高橋一生。そんな彼の、興味深いこれまでの経歴を振り返ってみたい!
昨年はNHK大河ドラマで存在感を発揮
高橋がブレイクしたきっかけの一つと言われているのが、2015年に放送された池井戸潤原作のTVドラマ「民王」だ。おバカな2世議員をクールにたしなめる秘書を好演した。続く2016年は、強烈な印象を残した『シン・ゴジラ』(16)のオタクな研究員役で弾みをつける。
その翌年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも登場。演じた小野政次が非業の死を遂げると“政次ロス”を引き起こすほどの、人気を獲得する。また同年のTVドラマ「カルテット」では“こだわりの強い理屈家”という一風変わった役柄を愛らしく演じ、大きな支持を得た。
アニメ、特撮にも出演した少年時代
そんな人気俳優となった高橋のキャリアは長く、意外な作品に出演していた過去を持つ。スタジオジブリ作品の劇場アニメ『耳をすませば』(95)では、ヴァイオリン作りの夢を追う中学生・天沢聖司の声を担当。当時中学3年生の高橋が、ちょうど声変わり前だった声を収録したそう!
さらに、1992~93年放送のスーパー戦隊シリーズ「恐竜戦隊ジュウレンジャー」では、魔女バンドーラの息子・カイ役で出演。ジュウレンジャーと戦う敵ボス的な立ち回りで存在感を放っている。現在は細身の高橋だが、幼少期らしいまるまるとした体型で生意気な役柄を演じるなど、ファンにはお宝的作品となっている。
大人になってからもボサボサ頭の引きこもりを演じたTVドラマ「池袋ウエストゲートパーク」、エリートパイロット役で出演した「ウルトラマンコスモス」など気になる出演作が多数。変幻自在の演技力は、こういった多彩な演技経験の賜物だろう。
主演から吹替えまで、2018年も出演ラッシュ
今年も長澤まさみと共演するラブサスペンス『嘘を愛する女』(1月20日公開)を皮切りに話題作への出演が立て続く。死んだ父親の秘密に直面していく息子を演じる齊藤工初監督作『blank13』(2月3日公開)や、大手自動車メーカーの“リコール隠し”に関わる銀行員役で出演する『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)など、その勢いは止まりそうにない。
さらに2月24日(土)公開の日中合作『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』では、主人公・空海(染谷将太)の相棒となる中国の詩人・白楽天(ホアン・シュアン)の日本語吹替えを担当。映画での声の演技は先述の『耳をすませば』以来となる。
どんな作品、どんな役柄でも、唯一無二の存在感を発揮する高橋一生。ジャンルレスに活躍する彼の過去作から新作まで、すべてを網羅してみても損はないはずだ。
文/トライワークス