サラサラ青髪の吉沢亮が美形ネコに変身⁉︎『猫は抱くもの』で沢尻エリカの相手役に
『ジョゼと虎と魚たち』(03)や『のぼうの城』(12)などで知られる犬童一心監督が、小泉今日子主演の『グーグーだって猫である』(08)以来の“ネコ映画”を手掛けることでも話題を集めている『猫は抱くもの』(6月23日公開)。このたび本作で主人公の相手役を、いま注目の若手俳優・吉沢亮が演じることが明らかになった。
本作はアイドルになる夢を諦めた妄想好きの30代女性と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わないネコとの不思議な関係を描いたハートウォーミングストーリー。2月1日(木)から公開される『不能犯』でも類い稀なる存在感を発揮している沢尻エリカが、興行収入21億円超の大ヒットを記録した『ヘルタースケルター』(12)以来6年ぶりに主演を務めることでも話題の一本だ。
吉沢といえば『銀魂』(17)や『斉木楠雄のΨ難』(17)などでコミカルな演技を繰り出し、今年は『リバース・エッジ』や『ママレード・ボーイ』など話題作への出演が後を絶たない。そんな彼が“自分を人間だと信じるネコ”という難役に挑む。
「僕にとって夢のような空間でした」と、沢尻をはじめとした憧れの存在と仕事ができたことの喜びを語った吉沢は「とにかく素直に、沢尻さん演じる沙織を好きでしょうがないという気持ちを大切に演じました」とコメント。“微笑み王子”などの異名を持つ稀代の美形俳優である彼が、“ネコ”としてどのような演技を見せてくれるのか注目したい。
さらに、中毒性のあるパフォーマンスで多くのファンを魅了している「水曜日のカンパネラ」のボーカル、コムアイが本作で映画初出演を果たすほか、ロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカル&ギターを務め、NHKの朝の連続テレビ小説「ひよっこ」など俳優としても活躍している峯田和伸も出演が決定。
“ネコブーム”が巻き起こっている中、近年ますます注目を集めている“ネコ映画”。人間とネコの心の繋がりをファンタジックに、かつ繊細で温かい眼差しで描き出す本作は、まさに“ネコ映画”の決定版ともいえる作品だろう。続報に期待したい。
文/久保田和馬