絵画のように美しい…!アカデミー賞候補の話題作から目も心も奪われる場面写真が一挙に到着
現地時間3月4日(日)に発表される第90回アカデミー賞で、作品賞と主演男優賞をはじめ4部門にノミネートされている話題作『君の名前で僕を呼んで』(4月27日公開)。
昨年1月に行われたサンダンス映画祭から高い注目を集めてきた本作の最大の魅力は、まるで絵画のように美しい画面が作品全体を包み込んでいること。この度、そんな本作の色彩美と構図の美しさを堪能できる場面写真と、オリジナルの魅力を活かした日本版ポスターが解禁された。
本作は80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳の少年エリオと24歳の大学院生オリヴァーの切ない恋模様を描き出した青春ドラマ。『眺めのいい部屋』(86)などで知られる名匠ジェームズ・アイヴォリーが本作でアカデミー賞脚色賞を受賞すれば最年長受賞記録を更新することも注目されている。
解禁された場面写真では、“レオナルド・ディカプリオの再来”と評判のティモシー・シャラメ演じるエリオと『ソーシャル・ネットワーク』(10)や『コードネームU.N.C.L.E.』(15)で注目を集めたアーミ・ハーマー演じるオリヴァーのツーショットを中心に、彼らを取り巻く人々の姿が切り取られている。
2度と訪れない時間の中で徐々に心を通わせていく2人の絶妙な距離感と、35mmフィルムで撮影された独特の色彩、そして北イタリアの美しい雰囲気が魅力的に映しだされている。さらに日本版ポスターは、アメリカでのオリジナルポスターのヴィジュアルをそのままに、たった一言だけキャッチコピーを付け加えたシンプルなデザイン。
「何ひとつ忘れない」という言葉は、劇中である登場人物が語る台詞が引用されているとのこと。この言葉が示す真実とはなんなのか。劇場でその答えと、世界中を心酔させた美しい映像を目撃してほしい。
文/久保田和馬