クリストファー・ノーラン、「007」最新作監督の噂を全否定!
『007 スペクター』(15)に続き、再びダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じることが決定しているシリーズ最新作『Bond 25(仮題)』の監督候補として名前が挙がっていたクリストファー・ノーランが、同作を監督する事はないと噂を完全否定した。
ノーラン監督は現地時間2月18日、イギリスBBC Radio4のラジオ番組「Desert Island Discs」のインタビューで「『Bond 25』の監督は僕ではないよ。絶対にね。プロデューサーのバーバラとマイケル、それにサム・メンデスはいままですばらしい作品を作り上げてきたし、きっと僕は必要ないよ」とコメントした。
『ダークナイト』(08)や『ダンケルク』(17)で知られるクリストファー・ノーラン監督のファンにとっては、残念なニュースだ。
しかし、ノーラン監督は続けて「僕はずっとボンド映画からインスピレーションをもらっているから、いつかはやってみたいよ」と将来的に監督をしたいという意欲あるコメントも残している。
『Bond 25』は、ダニエル・クレイグがボンドを演じる最後の作品となる。ボンドファンである事を公言しているノーラン監督は以前、もし自身がボンド作の監督をするとしたら「僕独自の指揮で、再改革される必要がある時に携わりたい」とコメントしている。
ノーラン監督はもしかしたら、ダニエル・クレイグが演じるボンド・シリーズが完結してから、新たなキャストで一からシリーズを創り上げたいと考えているのかもしれない。
ノーラン監督の可能性は消えてしまったようだが、22日の米Variety紙が報じたところによれば現時点での有力候補は『スラムドッグ$ミリオネア』(08)でアカデミー賞監督賞を受賞したダニー・ボイル監督だという。
ちなみに、これまで『Bond 25』の監督候補として名前が挙がっていたのは『ベルファスト71』(14)のヤン・ドマンジュ監督や『ブレードランナー 2049』(17)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、『最後の追跡』(16)のデイヴィッド・マッケンジー監督で、いずれ劣らぬ手腕の持ち主ばかり。
今年の年末までに監督が決まれば、という条件付きではあるが『Bond 25』は2019年11月8日に全米で公開される予定だ。
LA在住/小池かおる