細田守監督『未来のミライ』がカンヌ映画祭“監督週間”に選出!上白石萌歌「この上ない幸せ」
『おおかみこどもの雨と雪』(12)や『バケモノの子』(15)で知られる細田守監督の最新作『未来のミライ』が、7月20日(金)より公開される。今回の主人公は、都会の片隅にある小さな家で暮らす、甘えん坊な4歳の男の子“くんちゃん”。生まれたばかりの妹に戸惑っていた彼の前に、未来からやってきた妹・ミライちゃんが現れることから始まる、小さなくんちゃんの冒険を描きだす。
このたび本作が第71回カンヌ国際映画祭開催期間中に実施される「監督週間」に選出され、上映されることが決定した。今年が開催50年目の節目となる「監督週間」は、フランス監督協会が主催し、カンヌ映画祭から独立した並行部門。作家性を重視し、映画監督が世界に出て行く登竜門として知られており、これまでもソフィア・コッポラ、日本人では大島渚、北野武などが選出されている。
今回は1609本の応募作品の中から20本の長編作品が選ばれ、アニメーション作品では『未来のミライ』だけが正式招待とのこと。アニメーションのフィールドで「新しい表現」にチャレンジを続けている細田守監督は、前作『バケモノの子』でも第63回サン・セバスチャン国際映画祭において同映画祭史上アニメーションとして初のオフィシャル・コンペティション部門に選出されるなど、表現の垣根を越えた実績を積みあげてきた。
主人公であるくんちゃん役には第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、映画やミュージカルで活躍する上白石萌歌が抜擢。未来からやってくる妹・ミライちゃんは今作で細田作品3作目となる黒木華が務める。また、くんちゃんとミライちゃんの両親は、おとうさん役に星野源、おかあさん役を麻生久美子。さらに吉原光夫、宮崎美子、役所広司の演技派俳優たちが脇を固める。
本作は5月の本映画祭にて全世界最速上映され、細田守監督、主人公・くんちゃんの声を担当した上白石萌歌の参加も予定している。近年「監督週間」に選出されたバンジャマン・レネール監督『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(12)、高畑勲監督『かぐや姫の物語』(14)、そしてクロード・バラス監督『ぼくの名前はズッキーニ』(16)はいずれもアカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされており『未来のミライ』の同賞ノミネートにも俄然、期待が高まった。
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