カンヌ国際映画祭の日本代表!是枝監督と豪華キャストが魅せる『万引き家族』予告編が完成
5月8日(火)から開催される第71回カンヌ国際映画祭で、世界中から選りすぐりの作品が顔を揃えるコンペティション部門に日本代表として出品されることが決まった是枝裕和監督の最新作『万引き家族』(6月8日公開)。このたび本作から最新予告映像が到着した。
東京の下町で暮らす、家族ぐるみで軽犯罪を重ねて生計を立てる一家を描いた本作。これまで様々な“家族のかたち”を描いてきた是枝監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身の物語に、リリー・フランキーや安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林といった実力派俳優が結集。
このたび解禁された予告映像は、スーパーでハンドサインを出し合いカバンにお菓子を忍ばせたり、車からバッグを盗み去る父子の姿など、犯罪でしかつながることのできない彼らの“許されない絆”が描きだされていく。
そして寒空の下で震える少女を見かねて、誘拐であるとわかりながらも家族として迎え入れ育てていく一家。ところがテレビで流れる少女行方不明のニュースから事態は急展開。リリー・フランキー演じる父・治が取り調べを受けている場面や、安藤サクラ演じる母・信代が涙ながらに語る場面が登場するなど、彼らに待ち受けている衝撃の展開を予感させる仕上がりに。
是枝監督作品としては『海街diary』(15)以来3年ぶり5回目となるコンペティション部門への出品となる本作。過去には『そして父になる』(13)で審査員賞を獲得している是枝監督だけに、本作で悲願の最高賞“パルムドール”を受賞する可能性も充分だ。
文/久保田 和馬
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