【アベンジャーズ座談会 前編】映画ライターたちが最新作を徹底予想!「コミックス通りなら、ヒーローが半分いなくなる」!?
『インフィニティ・ウォー』でヒーローが半減するかも?
――気になるのは「最強の、終わりへ」や「アベンジャーズ、全滅」というコピーです。
石井:コミックスの「インフィニティ・ガントレット」では、半分ぐらいヒーローがいなくなり世界も壊れかけちゃうんです。予定調和でカタストロフにするのか、それとも、それを止める話にするかの岐路ですよね。
すぴ:「衝撃に備えてください」と言っていますからね。死亡フラグはキャプテンじゃないでしょうか?
石井:コミックスでは、バッキーもファルコンもキャプテン・アメリカを襲名していますからね。もう一つの死亡フラグはトニー・スタークかな。
神武:去年アメリカのニュースサイトで、スパイダーマンがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)から距離を置くって話題になっていましたよね。ソニーが展開する「スパイダーマン・ユニバース」が主眼になりそうだって。
石井:師匠がいなくなったら、弟子も卒業しますという。
すぴ:実際『アベンジャーズ4(仮題)』(19年公開予定)以降は、あまりスパイダーマンが活躍する話じゃないでしょうね。
――もしキャプテンやトニーがいなくなると、今後は誰がアベンジャーズを引っ張るんでしょうか?
すぴ:『ブラックパンサー』が大ヒットしているので、もしかするとブラックパンサーや、あるいは映画の公開が控えているヒロイン、キャプテン・マーベルがアベンジャーズを引っ張って行くかもしれないですね。
石井:現状マーベルコミックの中にそういうラインができているので、可能性はありますよね。
すぴ:アイアンマンもやっぱりロバート・ダウニーJr.が降りると難しいかな…。
石井:あるいは、『アイアンマン3』(13)でトニーが出会った少年ハーレイ(タイ・シンプキンス)が継続して出演契約をしています。彼も成長しているし、もしもトニーの遺志を継いでアイアンマンを演じるならファンも納得じゃないでしょうか。
取材/トライワークス 文/神武団四郎