アップリンク代表が語るクラウドファンディングサイト開設の意図と映画のこれから【後編】

インタビュー

アップリンク代表が語るクラウドファンディングサイト開設の意図と映画のこれから【後編】


――アップリンク吉祥寺に関するクラウドファンディングは一映画ファンとして大変興味深いです。

浅井:なにか魅力のあるリターンを考えたいとは思いますが…、逆にいいアイデアはありますか?(笑)

――1か月フリーパスとか、カフェで使えるクーポンなどが一般的だと思います。映画館のスタッフ体験でチケットのもぎりをしたりとかはいかがでしょうか。

浅井:いいのかな、寄付してもらったうえで無償で働くボランティアというのは(笑) でも、実際に一度映画館の受付のアルバイトをしてみたいという人も多いんですよね。

――「PLAN GO」もそうですが、今後も映画とクラウドファンディングの密接な関係は続くと思われますか?

浅井:アレハンドロ・ホドロフスキー監督が新作の制作費をフランスのクラウドファンディングサイトで募ったり、フランス映画祭2018で上映される『顔たち、ところどころ』(アニエス・ヴァルダ、JRの共同監督)も同じようにフランスのクラウドファンディングでお金を集めたりしているのを見ても、世界的な潮流だと思いますね。

クラウドファンディングで資金を募るのは世界的な潮流になるだろうと語る浅井氏
クラウドファンディングで資金を募るのは世界的な潮流になるだろうと語る浅井氏

映画制作に携われるということで人気のクラウドファンディング。今後も魅力的なプランが続々と控えているという「PLAN GO」では、12月オープンのアップリンク吉祥寺に関するプランも登場するとのこと。今後の展開にも注目していきたい。

取材・文/トライワークス

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