「第2の壇蜜」が集結!『私の奴隷になりなさい』続編のヒロイン3人が語る“愛の極限”
映画の現場自体が初めてとなった杉山は、主人公の目黒と初めて行為に及ぶシーンを挙げて「月並みな言葉になって申し訳ないのですが…体当たりとはこういうことを言うんじゃないかと」と“濡れ場”を演じた感想を述べ「毎熊さんにリードをしていただきながら撮影ができたので、やっているほうは緊張せずに楽しく挑めました」。
両作で監督を務める城定秀夫はこのシーンを40カット程に割って演出したそうで、撮影終了時には室内の温度が上がっていたという。このエピソードを振られると「窓が曇ってました(笑)」とあっけらかんとした物言いで場を和ませる。
苦労したシーンとしては、椅子に縛られる場面を挙げ「縛られた紐が古紙を縛るようなビニールテープだったので、それが少しおもしろかったです」と終始マイペースかつ、現場の充実度が感じられる回答だった。
百合沙は、ガチョウ(!)との共演シーンをチョイス。「ガチョウってめちゃくちゃ大きいんです。踏まれたり蹴られたりと、すごいシーンでしたね。言葉では伝わらないかも知れませんが(笑)」と、劇中の幻想的な場面の裏側を明かす。「動物ってどう動くかわからないので苦労した部分もあると思うのですが、ちゃんと仕上がっていました」と出来栄えにも自信を覗かせた。
最後に3人それぞれから、公開に向けての意気込みが述べられた。「かなりアーティスティックな仕上がりになっていると思います。少しでも多くの方に観ていただいて、新しい精神世界に連れていけることを祈っております」(行平)、「初めての映画出演でしたが、スタッフの方々に支えていただいて今日を迎えることができました。温かい目で観ていただければと思います」(杉山)、「いままで出たことのないジャンルで、女優人生を懸けて出演させていただきました。たくさんの方に観ていただければ幸いです」(百合沙)。
取材・文/編集部