『万引き家族』が2週連続1位&『ワンダー』初登場5位!国内外の天才子役の活躍が光る
5月に藤井聡太棋士が最年少15歳で七段に昇格したり、先日開幕したばかりのFIFAワールドカップでは10代の選手が中心となりチームを牽引する国もあったりと、各界で若い才能の活躍が目覚ましいが、映画の世界でもそれは同じ!6月16・17日の興収ランキングでは、子役が存在感を放っている作品が上位にランクインした。
樹木希林も絶賛の演技力。2人の天才子役に心打たれる人が続出!
先週から変わらず1位をキープしたのは、土日2日間で動員27万人、興収3億4400万円をあげ、早くも興収17億円を突破しているパルムドール受賞作『万引き家族』。
是枝作品といえば、家族をテーマにした作品が多く、『誰も知らない』(04)で第57回カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞した柳楽優弥など、これまでに数多くの子役を起用してきた。本作でも“ポスト柳楽”と称される11歳の城桧吏と、弱冠6歳の佐々木みゆの2人が存在感を発揮している。
舞台挨拶で樹木希林が、2人が土砂降りの中を走りながら自宅に帰るシーンがお気に入りと明かすなど、ベテラン俳優からのお墨付きをもらった2人。SNS上でも「子役2人の演技に胸が締め付けられた…」「天才すぎる!」など、類まれな演技力を絶賛する声が多数上がっている。
世界中が仰天した『ルーム』のあの子の新作も!
天才子役と言えば、『ルーム』(15)で、生まれてからずっと納屋に監禁されていた5歳の少年を演じ、世界中から絶賛されたジェイコブ・トレンブレイのことが目に焼き付いている人も多いのではないだろうか。そんな彼の主演作『ワンダー 君は太陽』が初登場で5位にランクイン。
顔に遺伝性の疾患があり、度重なる手術のため学校に通ったことがない10歳の男の子・オギーが、初めて小学校に通う姿を描いた本作。特殊メイクで素顔を封印してオギーを熱演したジェイコブはもちろん、彼を取り囲むクラスメイトたちの演技にも賞賛が集まっており、子どもたちの無垢な友情が「泣ける!」と話題になっている。
またこれらの作品以外にも、母国ニュージーランドで10代にして数々の映画賞を獲得しているジュリアン・デニソンが、物語の鍵を握るミュータントの子どもを演じた『デッドプール2』は公開3週目で3位と好調をキープ。累計興収は14億円を突破し強さを発揮した。
文/トライワークス
1位 万引き家族
2位 空飛ぶタイヤ
3位 デッドプール2
4位 50回目のファーストキス
5位 ワンダー 君は太陽
6位 メイズ・ランナー:最期の迷宮
7位 名探偵コナン ゼロの執行人
8位 終わった人
9位 羊と鋼の森
10位 ピーターラビット
※興行通信社調べ