18年後半は『ハン・ソロ』首位で幕開け!“愛と勇気が友達”の国民的アニメも快挙達成

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18年後半は『ハン・ソロ』首位で幕開け!“愛と勇気が友達”の国民的アニメも快挙達成

関東は観測史上最速となる梅雨明けの影響で、うだるような暑さだった6月30日・7月1日の週末。早くも夏真っ盛りムードが漂ってきた日本列島だが、この週末は2018年の“夏映画1番乗り”となる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開。『万引き家族』から首位の座を奪い初登場1位を獲得した。

2018年夏の注目大作『ハン・ソロ』が首位発進!

ハリソン・フォードが演じたハン・ソロをオールデン・エアエンライクが引き継いだ『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
ハリソン・フォードが演じたハン・ソロをオールデン・エアエンライクが引き継いだ『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』[c] 2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

土日2日間で動員37万5000人、興行収入4億9900万円を記録。公開初日(6月29日)の成績を含めると、累計動員数は48万6000人、累計興収は6億5800万円をあげている『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。人気キャラクター、ハン・ソロの若かりし頃を描いたSWシリーズのアナザーストーリー第2弾で、第1弾の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)が日本の興行では成しえなかった悲願の週末ランキング1位に輝いた。

5月末に本国アメリカで公開されると、シリーズへの愛ゆえか厳しい批評にさらされネガティブなイメージが付いて回っていた本作。日本での興行も心配されていたが、ハン・ソロの相棒チューバッカが“来日”して行ったプロモーションや、「金曜ロードSHOW!」での『スター・ウォーズ/新たなる希望』(77)の放送などが好成績の後押しとなったと思われる。とは言え、全米公開時でもしっかりV2は達成しているため、まずは次週も数字を落とさずに動員することが日本でのヒットへ繋がる一歩であろう。

『ハン・ソロ~』のほか、今年の夏はこのあとも『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)、『インクレディブル・ファミリー』(8月1日公開)、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(8月3日公開)、『オーシャンズ8』(8月10日公開)など、ハリウッド大作が目白押し。2018年上半期は『名探偵コナン ゼロの執行人』や『万引き家族』といった邦画のヒットが目立っていたため、下半期の洋画の奮闘に期待したい。

『アンパンマン』最新作がシリーズ記録を更新

シリーズ歴代記録を更新した劇場版30作目『それいけ!アンパンマン』には、女優の杏やアンジャッシュがゲスト声優として参戦
シリーズ歴代記録を更新した劇場版30作目『それいけ!アンパンマン』には、女優の杏やアンジャッシュがゲスト声優として参戦[c]やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV [c]やなせたかし/アンパンマン製作委員会2018

SWシリーズが安定の首位を獲得した一方で、日本の国民的アニメシリーズも快挙を達成!劇場版30作目となった『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』が初登場で4位にランクインを果たした。土日2日間の記録は動員11万2000人、興収1億2100万円。これは『アンパンマン』シリーズのオープニング歴代最高成績を持つ前作『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』(17)の動員比140%という大記録だ。

息の長い興行が特徴の本シリーズ。例年、7月に封切りされるのがお決まりだったが、今年はひと足早めの6月に公開されている。ファミリーで劇場に足を運びやすい夏休み期間を考慮すると今後の動員も充分期待できるため、最終興収も歴代最高の6億円超えが見込めそう。

30周年記念作品の今作は、アンパンマン誕生のきっかけである“いのちの星”がカギとなる物語。子どもだけでなく大人も「感動できる」「神回」「アンパンマンはもちろんだけど、ばいきんまんも最高」と評判も上々だ。

文/トライワークス

以下は、1~10位までのランキング(6月30日・7月1日)
1位 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
2位 万引き家族
3位 空飛ぶタイヤ
4位 それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星
5位 パンク侍、斬られて候
6位 50回目のファーストキス
7位 名探偵コナン ゼロの執行人
8位 ワンダー 君は太陽
9位 デッドプール2
10位 焼肉ドラゴン
※興行通信社調べ

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