スティーヴン・スピルバーグが「ジュラシック」25年の歴史を振り返る!
全米興行収入ランキングで2週連続No. 1に輝き、68の国と地域でもNo. 1を獲得。すでに全世界累計興収1000億円を超えるメガヒットを記録している『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がいよいよ7月13日(金)に日本上陸する。このたび本作から、スティーヴン・スピルバーグをはじめとした歴代の監督陣が25周年を迎える「ジュラシック」シリーズへの想いを語る特別映像が到着した。
「『ジュラシック・パーク』から何と25年だ」と、映像の冒頭で笑顔を見せるのはシリーズの生みの親でもある巨匠スティーヴン・スピルバーグ。「原作者のマイケル・クライトンはSF小説で恐竜をよみがえらせた。彼の小説は私と彼の人生を変え、『ジュラシック・パーク』が誕生したんだ」と、シリーズの生い立ちを振り返っていく。
そしてスピルバーグは「『ジュラシック』シリーズを作り出してきたのは、映画をこよなく愛する映画監督たちだ」と、前作でメガホンをとり本作では脚本と製作総指揮を務めたコリン・トレボロウの名前を挙げる。そしてトレボロウは「前作は『ジュラシック・パーク』の功績を新たな世代に伝えた」と自負し、さらに「我々の知識を未来へ推し進める作品だ」と最新作にバトンを回す。
本作でメガホンをとるのは『永遠のこどもたち』(07)や『怪物はささやく』(16)など、ダーク・ファンタジーの名手として知られるJ・A・ バヨナ監督。彼は本作に込めたテーマ性と新たな試みを明かしながら、これまでの作品との違いを解説。そんな若き才能にスピルバーグは「私が監督した第1作の雰囲気に似ている。だが彼にしかない独自性があり、私も若き日を思い出したよ」と太鼓判を押す。
世界の映画界をリードするスピルバーグと、彼が認めたトレボロウとバヨナという若き才能。この3人の映画に対する情熱が結実した、まさにシリーズファンのみならず全映画ファン必見の本作。この歴史的な映像体験を劇場の大スクリーンで味わってみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬