ファンからの投稿が“真選組動乱篇”実写化の後押し!『銀魂2』プロデューサーが語る!
福田監督の人望が集めた豪華キャストたち
その他の新キャストについても、キャスティング秘話を聞いた。鴨太郎と同じくキーマンとなる河上万斉。音楽プロデューサーという表の顔を持ちながらも高杉率いる武装集団・鬼兵隊に所属する裏の顔を併せ持つ役柄で、窪田正孝が演じる。
「『銀魂』『CRISIS』と続いて小栗旬=アクションのイメージが高まっているなか、彼と激突する相手が万斉。『絶対に銀時が勝つでしょ』と思われない対決にするため、あの身長と体の大きさに対抗できるのはスピードでしかない。窪田さんなら、ものすごいスピードでやって来て、必殺技を繰り出せそうだと思ったんです。実際、シャープに鍛え上げてきてくれて、身体もさらにバキバキですよ」。
堤真一が演じるのは松平片栗虎役。警察組織の頂点に君臨する人物でありながら、キャバクラで豪遊する“夜の帝王”としても君臨。キャスト発表時も話題になった、“撮影現場でのナンパ”でキャスティングが実現した。
「去年の撮影時、堤さんの主演映画の隣の現場が『銀魂』でした。皆で挨拶に行ったのですが、堤さんに『なんだ、またバカな映画撮ってるのか』と言われ、福田監督が『堤さん、こんなバカな映画だけど、続編がある時は、もう堤さんの役あるんで』って言ったら、『そうなんだ、わかったよ』って(笑)、台本もないのにOKしてくれたんです」。
勝地涼が演じるのは、若き江戸幕府第14代征夷大将軍・徳川茂茂。庶民の暮らしを知るためと片栗虎と共に城下にお忍びで現れるが、そのたびにトラブルに巻き込まれてしまう。よく引き受けたな…と思わざるを得ないほど、すぐ“あられもない姿”になってしまう役柄だ。勝地には、なんと監督直々にオファーをしたそう。
「ある時、監督から『勝地くんの顔って将軍っぽくないですか』ってメールが来て(笑)。ひとしきり盛り上がったあと、監督が直接、本人に『将軍役、やってくれない?』と連絡をしました。そしたら本人が快諾してくれたんです」。
いずれも福田監督の人望の厚さを感じさせるエピソードばかり。おもしろがることが大好きな名優たちが『銀魂2』に揃ったというわけだ。キャストも揃い、ドラマもギャグもピカイチ。ワ―さんナーさんの大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』顔負け(!?)のアクションシーンなどもあるそうで、今夏の『銀魂2』公開がますます楽しみだ!
取材・文/編集部