“トムハ”が“トムホ”に宣戦布告!スパイダーマンの天敵『ヴェノム』にコミコン騒然
サンディエゴで開催されたポップカルチャーの祭典・コミコンにて、マーベルにおける最も凶悪なダークヒーローを描いた『ヴェノム』(11月2日公開)のプレゼンテーションが行われ、主演のトム・ハーディ、共演のリズ・アーメッド、監督のルーベン・フライシャーが登壇した。
正義感溢れるジャーナリストのエディ・ブロックは、ライフ財団が人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みるも、被験者との接触によりシンビオート(地球外生命体)に寄生されてしまう。エディの体にはとてつもない変化が起きはじめ、彼の中で解き放たれたものは体を蝕み増殖。ついに“ヴェノム”誕生の時が訪れる…。
プレゼンテーションが始まるやいなや“We are Venom!(俺たちはヴェノムだ!)”の熱いファンコールに迎えられたゲスト陣。最初に挨拶をしたフライシャー監督は「ヴェノムは他のマーベル作品とは違い、とてもダークで複雑なキャラクターなんだ」と語り、主演のトムのキャスティングについては「夢が叶ったよ!」と興奮した様子を見せた。
続いてトムが「僕にとって、ヴェノムはマーベルのなかで最もかっこいいヒーロー」とコメントすると、会場は大きく沸いた。出演理由について「(キャラクターの)見た目が好きだし、息子が大ファンなんだ」と明かした。
またエディと対峙するライフ財団の社長、カールトンを演じるリズ・アーメッドは自身の役柄を「天才的な億万長者で、財団を創設した人物。世界は崩壊の危機を迎えており、人間の未来はどうなるのかを案じている。そんななかで“シンビオート”を発見するんだ。彼の観点では、人類にとって正しいことをしようとしている。ただ、何かを成し遂げるには、犠牲を払う必要があるんだ」と語り、展開のヒントを垣間見せる。
プレゼンテーションでは新映像も披露され、集まったファンは大興奮。そこに新たに登場するキャラクターが“ライオット”という敵役であることも発覚。
さらに監督が「皆さんはきっとスパイダーマンとヴェノムの対決を心待ちにしていることでしょう」と切り出すと、会場にはひときわ大きな歓声が!「いつか、2人の道が交差する時が来るかもしれません」と、今後の可能性に含みを持たせた。
『スパイダーマン:ホームカミング』(17)でスパイダーマンを演じたトム・ホランドが「一番対決したい相手はヴェノムだ」と公言していることについて、トム・ハーディが質問されると「トム・ホランドと対決したいかって?もちろん、彼はいい役者だし、スパイダーマンも大好きだ。受けて立つよ!」と自信たっぷりにコメントし、イベントは喝采のなかで幕を閉じた。
文/編集部