Netflixが 「ナルニア国物語」全7巻の映像化権を取得!
Netflixが、C・S・ルイス著のファンタジー小説「ナルニア国物語」の映像化権を取得したと発表した。
これまで「ナルニア国物語」は、ドラマや映画として世界中で映像化されたことがある。ハリウッド映画版は『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』(05)、『ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛』(07)と『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』(10)の3本止まりだったが、今回Netflixは、小説全7巻の映像化権を取得した。
NetflixのCCO、テッド・サランドスは「C・S・ルイスの『ナルニア国物語』のストーリーは、世代を超えて世界中の読者に感動を与えました。家族全員がアスランのようなキャラクターや、ナルニア国の世界を愛しています。今回、Netflixが何年にもわたりこのシリーズの拠点となることを光栄に感じています」と語った。
Netflixは今後、同シリーズをドラマのみならず長編映画としても制作する予定だそうで、著者ルイスの義理の息子、ダグラス・グレシャムは「世界中の皆さんが、新しい”ナルニア”を心待ちにしてくれていて嬉しいです。映像制作と配信技術の発展のおかげで『ナルニア国物語』の冒険を世界中で体験することが可能になりました。Netflixはこのゴール達成に最良の媒体だと思います」とコメントした。
Netflixは現在、アンドレイ・サプコフスキの小説シリーズ「魔法剣士ゲラルト」を原作としたドラマ『The Witcher(原題)』をヘンリー・カヴィル主演で制作している。さらには、実写映画『エアベンダー』(10)のベースとなったアニメシリーズ「アバター 伝説の少年アン」のドラマ版の制作企画も進めている。
HBOの大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終章が19年に終了し次第、Netflixはファンタジー系の超大作を次々と配信し、GOTの視聴者層を呼び込もうとしているようだ。
LA在住/小池かおる