テラハ出身プロサーファー佐藤魁、俳優デビューの理由は「カウアイ島に呼ばれたから」
劇中でももちろんサーフィンシーンは登場するが、それ以外の撮影は何もかもが初体験。「『TERRACE HOUSE』の撮影は素の自分の姿をさらけ出しているだけなので、演技というものをどうやったらいいのか考えさせられました。松永(大司)監督に『わからないです!』ってずっと相談してたんですけど『魁は自由でいいんだよ!』と言われて…」と悩みながら撮影に臨んでいたそう。
「でも、とても刺激的でした。それこそ、ジョニー・デップと仕事をしたことがあるスタッフさんもいて、一流の方たちに囲まれて僕は本当にすごい経験をしているんだな、って。役者さんたちも、プロではない“はじめまして”の僕みたいな人と、一緒にカメラの前で演技を共有しなければいけない。特に吉田羊さんはハワイにいる間、ずっとストイックにサチ役と向き合っていて…陰ながら見ていたんですけど、本当にカッコよかったです」。
新たにチャレンジすることが好きで、それを本業のサーフィンにも活かしていきたいという佐藤。『ハナレイ・ベイ』を通じて得たものとは何だったのか?「“自分を演じる”ことに対しての、サーファーとしての在り方を考えさせられました。僕はいつも自然体だと言われるんですけど、それだけじゃ次のレベルにいけないなと感じましたね。すみません、まだうまく言葉に出来ないんですけど…僕はまず先に感じて、あとからインプットしていくタイプなので(笑)!」
取材・文/トライワークス
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