映画ファンこそ楽しめる!オープンワールド西部劇アクション『レッド・デッド・リデンプション2』に描かれた無頼の美学
10年にリリースされたオープンワールド・スタイルの西部劇アクションゲーム『レッド・デッド・リデンプション』の続編が、8年ぶりにその沈黙を破った。
本日、10月26日に世界同時発売となった『レッド・デッド・リデンプション2』(以下、『RDR2』)は、現時点における最新のテクノロジーと、開発元であるロックスター・ゲームスの技術とセンスの全てが注ぎ込まれた、世界が注目する超大作である。
ちなみに「オープンワールド」と聞いても、馴染みの無い方もいるかもしれないので補足しておくと、ゲームの中に構築された広大なマップ(箱庭)のフィールドを自由に行き来できる「もう1つの世界」を指し、その元祖ともいえる作品が同じロックスター・ゲームスが送り出した『グランド・セフト・オート』(以下、『GTA』)シリーズだ。
現代アメリカを舞台にギャング抗争に巻き込まれて、その頂点を極めようとするアウトローたちの物語だが、そこで培ったセンスや技術を西部劇の世界に持ち込み、単なる『GTA』のウエスタン・バージョンというものではなく、「百年前のアメリカ」を細部まで緻密に再現し、その世界の中で実際にガンマンの生き様を追体験できるのが『RDR』というゲームが目指した境地なのだ。
『RDR2』に登場するフィールドは実に多種多様であり、そのスケールは前作を大きく凌駕しておる。雪深き山間部から荒涼とした砂漠地帯、泥にまみれて寂れた町から交易で潤う中規模な市街地に電気の通った都会まで、1800年代末期のアメリカが入念なリサーチによって驚異的なまでのディティールで再現されている。
鬱蒼とした湿地帯には獰猛なワニが身を潜め、仲間のために狩猟に出かけて森林で鹿を追いこんでいたら巨大熊に遭遇して命がけで逃げるなど、自然環境の構築や、そこに生きる動物たちの生態も驚異的なレベルで再現されており、小動物から危険な獣、捕らえ調教できる野生馬まで実に多彩な動物たちが登場するのも、本作で注目のポイントといえる。
さらに時間によって変化する天候や風景は、プレイヤーがカメラアングルを操作してシネマスコープのような画面で映画のような視点から楽しむことも可能となっており、ただ風景を見ているだけでゲームプレイの時間が過ぎてしまうのは間違いない。
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スタンダード・エディション
【PlayStation[r]4】
パッケージ版:8800円(+税)
ダウンロード版:7963円(+税)
【Xbox One】
ダウンロード版:7980円(+税)
ジャンル:アクション
レーティング:CERO Z:18歳以上のみ対象
発売元:ロックスター・ゲームス
開発:ロックスター・ゲームス
プラットフォーム:PlayStation[r]4、Xbox One