蒼井優が役と自分の境目がわからなくなった時代劇版ロミオとジュリエット

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蒼井優が役と自分の境目がわからなくなった時代劇版ロミオとジュリエット

10月22日(金)公開の映画『雷桜』の完成披露プレミアイベントと舞台挨拶が六本木ヒルズで行われ、岡田将生と蒼井優が劇中でも乗っていた白馬に乗り登場。さらに小出恵介、廣木隆一監督も会場に駆けつけた。

将軍家に生まれ、その重圧から心の病を追っている男・徳川斉道を演じる岡田は、オファーが来た時には「廣木監督と一度仕事をしたかったうえに、蒼井さんの話(共演)を聞いて、これは飛びつくしかないと思って、台本を読まずに決めました」とかなりの意気込みがあったことを語った。さらに「乗馬の練習を3ヶ月と、所作と殺陣の練習をして、それも全部優ちゃんと乗り越えた後の撮影だったので、とてもよかったです。だから、僕にとってこの映画は家族なんです。優ちゃんがお姉さんで小出君がお兄ちゃん、監督がお父さんでした」と撮影前から築いた温かい現場の雰囲気を感慨深げに語った。

山奥に住み自由奔放に生き、斉道と身分違いの恋に落ちる雷を演じた蒼井は「今回、19歳の時にこの原作を読んでいたので演じている間、雷と自分の境目が微妙なものになって。共存している中、後半に続く辛いシーンを撮影している間、本当にだんだん辛くなってしまい、撮影している場合じゃないぐらいの精神状態に陥ってしまいました」と、この役に対する深い思い入れを語った。

斉道の家臣で雷の兄、ふたりの恋愛を見守っていく瀬田助次郎役の小出恵介は「ふたりとは今回が初共演だったんですけど、先に撮影しているふたりになじめたらいいなあって思っていました。沖縄で先に撮影している中、良い雰囲気ができあがっていて入りやすかったです。今でもご飯とか行きます」と現場の温かさを思い出していた。【MovieWalker】

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