『海猿』完結編3D試写会で伊藤英明らも壇上で飛び出した!
いよいよ今週末公開となる人気シリーズ完結編『THE LAST MESSAGE 海猿』(9月18日公開)の3D完成披露試写会が9月14日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。3D上映会ということで、伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平、羽住英一郎監督たちが、舞台上のパネルから飛び出すというサプライズ演出をして会場は大喜び。
『LIMIT OF LOVE 海猿』(06)以来、4年ぶりの公開となる最新作『THE LAST MESSAGE 海猿』は、シリーズの集大成というべきスケールの超大作に仕上がった。今回、伊藤英明扮する海上保安官・仙崎大輔は、国家プロジェクトである天然ガスプラント・レガリア上で、命懸けの救助に取り組む。
まずは、巨大パネルをぶち破って伊藤英明らゲストが登場し、会場は大興奮! 観客を驚かせるつもりのサプライズ演出だったが、パネルから登場するのは想定していた感じの観客のリアクションに、伊藤は「ほら、やっぱり、企画倒れ?」と苦笑い。大輔の弟分の吉岡哲也役の佐藤隆太は、ブルーのメッシュを入れた『海猿』仕様のヘアスタイルで登壇。3D映像について「本当に迫力がすごくて。声を出してもかまわないので、楽しんでいただきたい」と本作をアピールした。
大輔の妻・環菜役の加藤あいも「天然プラントを3Dで見ると本当に大きな建物がそこにあるかのようで、3Dならではの迫力が楽しんでもらえるかなと」と語り、さらに「3Dの試写で本作を見るのは2回目なのに、伊藤さんや佐藤さんも涙されてて」と暴露すると、伊藤たちは照れながらそれを認め合った。仙崎のバディとなった服部拓也役の三浦翔平は、いきなり武田鉄矢のモノマネで挨拶をして、会場は爆笑の渦に。「3Dなので、モノマネが飛び出す、みたいな(笑)」と照れながらコメント。
本作はもちろん、シリーズを通してメガホンをとってきた羽住英一郎監督は「3Dの作業はギリギリまでやってました。お客さんの感情を邪魔しないよう、立体映像を楽しんでもらうようにするのが難しかったです」と語った。
その後、主題歌「もっと強く」を歌ったEXILEのTAKAHIROも会場から“飛び出し”、黄色い歓声が上がる。『海猿』ファンだと言うTAKAHIROは「映画を見て、感じたことを詩に書きました」と、「守るものがあるから怖くなる。怖さを感じてこそ、人は…、もっと強くなれる」と書いた書を持参。伊藤は、彼らEXILEが手がけた主題歌について「『海猿』の世界観が歌になっていて感動しました!」と熱く語った。
最後に、全員が3Dメガネをかけて「飛び出す映像にびっくり!」という表情を作ってのフォトセッションへ。さらに舞台挨拶後、ゲスト陣はサプライズのサインボールを会場に投げると、会場から再び歓声が沸き上がる。
国内のメジャー系配給会社の映画では、初の3D作品となる『THE LAST MESSAGE 海猿』。海上保安庁全面協力のもとで行われた史上空前の海洋ロケや、東宝スタジオを占拠した巨大なセットで撮影した数々のアクションは、3Dで見たら迫力倍増だ。是非とも3Dで楽しんでもらいたい。【Movie Walker/山崎伸子】