『ファンタビ』が貫録の首位スタート&いま劇場は音楽映画が熱い!
今年もいよいよあと約1か月となった連休中、11月24・25日の動員ランキングは「ハリー・ポッター」の最新シリーズとして公開前から評判を呼んでいた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が堂々の首位スタートを決めた。
『ファンタビ』が前作を上回る好発進!
全国359館1008スクリーンという大規模での公開となった本作は、土日2日間で動員57万人、興行8億5400万円を記録し、23日の公開初日からの動員は早くも100万人を突破した。初日の興収は前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を上回り、2018年公開作品の金曜日公開初日興行収入でもNo.1となった。
公開直前に主演のエディ・レッドメインらが来日し、テレビ番組で軽快なトークを披露したり、グリンデルバルド役のジョニー・デップ、ダンブルドア役のジュード・ロウら豪華共演陣の存在も本作のアピールにつながったようだ。
映像化されていなかった伝説のライブに、ファンも感涙?
初登場でランクインしたのは本作と10位の竹内まりやの貴重なライブを記録した音楽ドキュメンタリー『souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~』の2作。同作は伝説のライブと言われている2000年のライブが映像で観られるとあって、ファンにとってはたまらない作品となっているようだ。7位の『Burn the Stage : the Movie』とあわせ、トップ10に2作も音楽ドキュメンタリーがランクインするのはここ10年間で初めてのケース。両者とも公開規模こそ少ないものの、ファンからの熱狂的な愛が数字に反映された模様だ。
観客の熱狂的な愛に支えられている音楽映画という点では、2位の『ボヘミアン・ラプソディ』にも言えること。ちょうど11月24日がフレディ・マーキュリーの命日だったということもあり、動員は前週の102%を記録し、劇場は満席続出となった。その人気はサントラの売り上げにもつながっていて、CD、配信合わせて出荷枚数は15万枚を突破。11月25日の夜にはiTunesのアルバムチャートでクイーンが1位~3位までを占めるなど、社会現象化している。
リアルタイムでその歌声に魅了された年配のファンから、映画で初めて知るという若い世代にまで幅広い層から支持されている本作。その熱はまだまだ冷めそうにないようだ。
文/トライワークス
1位 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
2位 ボヘミアン・ラプソディ
3位 スマホを落としただけなのに
4位 人魚の眠る家
5位 ヴェノム
6位 ういらぶ。
7位 映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
8位 Burn the Stage:the Movie
9位 日日是好日
10位 souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~
※興行通信社調べ