『アクアマン』出演のジュリー・アンドリュース、『メリー・ポピンズ』を断った理由とは?
『メリー・ポピンズ』(64)や『サウンド・オブ・ミュージック』(65)などの名作で知られる女優ジュリー・アンドリュースが、米国で現在大ヒット中の作品に出演している。しかしそれは『メリー・ポピンズ リターンズ』(2月1日公開)ではない。
アンドリュースが出演しているのはDCコミックスのスーパーヒーロー、アクアマンの単独映画『アクアマン』(2月8日公開)だ。本作は『ジャスティス・リーグ』(17)にも登場したアクアマンことアーサー・カリーの生い立ちと、彼が人類の征服を狙う海底の巨大帝国アトランティスに立ち向かう様子を描く。監督は『ソウ』(04)や『死霊館』(13)、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)などで知られる敏腕、ジェームズ・ワン。
アンドリュースは『アクアマン』で“カラセン”と呼ばれる神話上の海のクリーチャーの声を演じている。カラセンはジェイソン・モモア演じるアーサーの王位継承を疑う深海のゲートキーパーの役回りだ。
『アクアマン』のプロデューサーを務めたピーター・サフランは、米Entertainment Weeklyのインタビューで「カラセンの声は、クラシックな英国女優の声をデジタル加工させたいと思っていました。ジュリーが興味を示してくれたから、真っ先に彼女に決めたんです」と語った。
『メリー・ポピンズ リターンズ』には『メリー・ポピンズ』にバート役として出演したディック・ヴァン・ダイクが同じキャラクターで出演している。監督のロブ・マーシャルは、制作段階でアンドリュースにもカメオ出演を依頼したそうだが、アンドリューズは「これはエミリーの作品ですし、そうあるべきです。(私が出演することで)観客に”あ、オリジナルのメリー・ポピンズだ”と思わせる瞬間を作りたくなかった。彼女がすばらしい演技をすることは間違いないですし、すべてを託したかったんです」と語っている。
LA在住/小池かおる