サミュエル・L・ジャクソン、18年ぶりに蘇った“ミスター・ガラス”を語る！

『ミスター・ガラス』サミュエル・L・ジャクソンのインタビューを入手！[c]Universal Pictures

『シックス・センス』(99)や『サイン』(02)など、作品を発表するたびに世界中を騒然とさせ熱狂的な支持を集めてきたM.ナイト・シャマラン監督の待望の最新作『ミスター・ガラス』が18日より日米同時公開された。このたび本作で18年ぶりにミスター・ガラスを演じたサミュエル・L・ジャクソンのインタビューを入手した。

本作は列車事故から無傷で生還した不死身の肉体を持つ男・ダンがヒーローとして目覚めていく『アンブレイカブル』(00)と、23の人格を持つ男・ケヴィンに監禁された少女たちの攻防を描き出した『スプリット』(16)、共通の世界線を持つ両作のその後を描き出したサスペンス・スリラー。フィラデルフィアのとある施設に3人の特殊な能力を持つ男が集められる。自分が人間を超える存在だと信じている彼らに、精神科医のステイブルは、それがすべて妄想であることを証明しようとする。

精神科医のステイプルは、3人の持つ能力が妄想だと証明しようとするが…[c]Universal Pictures

サミュエルが演じたミスター・ガラスことイライジャは類まれなるIQの持ち主である一方で、骨形成不全症という難病を抱え、これまで数十回もの骨折を経験したガラスのような肉体の持ち主。『アンブレイカブル』のクライマックスではダンとイライジャが出会った衝撃的な理由が明らかにされ、それから18年の時を経た本作で、彼の新たな物語が幕を開ける。

「実は18年前に、シャマランはこの映画について約束してくれていたんだよ」と、サミュエルは本作が『アンブレイカブル』の時点からシャマラン監督の中で構想が練られていたことを明かす。「3部作の予定で、その一つ目だと言われたんだ。それから僕は、彼と会うたびに『あとの2本はどうなったんだよ？』と訊いてきた」。

サミュエル自身も待ちに待ったミスター・ガラスの復活。「イライジャはまったく新しいステージを生きている。前作からかなりの年数が経ってるが、その年月を彼はどう過ごし、どんな心理状態で生きていたのか」と、サミュエルは18年のブランクが新たな衝撃をもたらすことをほのめかすと「イライジャは、いまだになんらかの計画を秘めている」とその核心を突いた。